大和投資信託の「ダイワ/BR グリーン・ニューエネルギー・F」、純資産は283億円超まで拡大(2)

 大和投資信託の「ダイワ/ブラックロック グリーン・ニューエネルギー・ファンド」<2009082601>の組入ファンドのうち、「ダイワ・エネルギー・テクノロジー・マザーファンド」は、2008年12月に設定した「ダイワ・エネルギーテクノロジー・ファンド(限定追加型)」の類似ファンドとなり、同様の運用方針を採っている。
 この「ダイワ・エネルギー・テクノロジー・マザーファンド」の投資テーマは、代替エネルギー関連のなかでも日本企業が一日の長を有する「太陽電池」や「原子力」関連が中心テーマとなっており、このテーマに沿った組み入れが行われている。類似ファンドのダイワ・エネルギーテクノロジー・ファンド(限定追加型)」の2009年8月末時点での組み入れ上位銘柄は、東芝(3.49%)、日本製鋼所(3.31%)、パナソニック(3.22%)、アルバック(2.46%)などとなっている。銘柄数は120銘柄。「BGFニューエネルギー・ファンド」は、原子力関連の銘柄を組み入れていないが、日本株に投資する「ダイワ・エネルギー・テクノロジー・マザーファンド」では原子力をテーマとした銘柄の組み入れも行っており、対象銘柄の分散が行われている。また、「ダイワ・エネルギー・テクノロジー・マザーファンド」も中小型株の組み入れが比較的多くなるが、当マザーファンドのファンドマネージャーは新興市場の株式の運用経験が豊富である。
 ファンド全体での地域別組入比率は2009年6月末時点で、欧州(除く、英国)33%程度、米国33%程度、日本19%程度、英国6%程度と、先進国の株式が組み入れの中心となる。

 世界各国の「グリーン・ニューディール政策」では合計50兆円以上の大金が投じられる可能性があり、日本では、鳩山首相が地球温暖化防止策の中期目標として2020年までに1990年比で25%の温室効果ガスの削減目標を打ち出すなど、改めて「ニューエネルギー」関連企業に注目が集まる可能性がある。「BGFニューエネルギー・ファンド」は直近1年間では世界の株式の動きを示すMSCIワールドの騰落率を下回るなど振れ幅の大きな展開となっているが、過去5年間の長期で見るとMSCIワールドの騰落率を大きく上回っている。また、「ダイワ・エネルギーテクノロジー・ファンド(限定追加型)」も設定来でTOPIX(東証株価指数)の騰落率を上回るなど、堅調なパフォーマンスとなっている。

主な購入費用、コースなど
販売手数料(税込み、上限):3.15%
申込単位、コース:10万円以上1円単位(分配金再投資、分配の2コースあり)
信託報酬率(税込み、年):1.7745%
信託財産留保額:なし
・詳しくは販売会社にお問い合わせください。
提供:モーニングスター社
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