約12年ぶりに投信の首位が交代、「フィデリティ・USハイ」が「グロソブ」を逆転

 フィデリティ投信の「フィデリティ・USハイ・イールド・ファンド」(以下、フィデリティ・USハイ)<1998040105>の純資産額が1日、1兆1997億円に達し、国際投信投資顧問の「グローバル・ソブリン・オープン(毎月決算型)」(以下、グロソブ)<1997121801>の1兆1950億円を上回り、国内公募追加型株式投資信託で初めて1位となった。「グロソブ」は02年1月に「ノムラ 日本戦略株ファンド」<2000020201>を上回って以降、首位の座を維持してきたが、約12年ぶりに首位の座を明け渡した。

 米国の高利回り社債を主要投資対象とする「フィデリティ・USハイ」は13年1月から資金流入が強まり、同年9月6日に1兆円に到達。14年に入ってからも流入傾向に変わりはなく、モーニングスターの推計では3月も月間で約600億円の流入超過となっていた。一方、先進国の国債や政府機関債などを主要投資対象とする「グロソブ」は、3月は月間で約400億円の流出となっており、両ファンドの純資産額の差は急激に縮まりつつあった。

 今後、両ファンドの純資産額の差は一段と拡大する可能性がある。「フィデリティ・USハイ」は、営業日ベースでみても、14年は4月1日までで資金流出となった日がほとんどなく、高い利回りと良好な運用成績から投資家の人気が継続しているためだ。

 なお、純資産額3位の新光投信の「新光 US−REITオープン」<2004093002>は「グロソブ」との純資産額差が約480億円と、急接近しており、早ければ4月中に「グロソブ」を抜いて2位となる可能性がある。
提供:モーニングスター社
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