欧州モーニングスター、2013年の「ファンドマネジャー・オブ・ザ・イヤー」3名を発表

 欧州モーニングスターは、5回目となる「モーニングスター・欧州ファンドマネジャー・オブ・ザ・イヤー・アワード」を発表した。「欧州株式」「国際株式」「債券」の3部門が対象となる。定量・定性の両面から優れたファンドマネジャーを選定するもので、定量評価では13年のみならず長期の運用実績も加味する。定性評価では、「モーニングスターアナリストレーティング」で、5段階中上位3階級のファンドであることが選考条件。各部門の受賞ファンドマネジャーと運用ファンドの詳細は以下の通り。

<欧州株式>
受賞ファンドマネジャー:ニコラス・ワレフスキー(Nicolas Walewski)氏
運用ファンド:Alken European Opportunities Fund
2013年リターン:36.2%/対カテゴリー平均+11.3%
モーニングスターアナリストレーティング:シルバー
欧州モーニングスターアナリストコメント:テクノロジーセクターにおける銘柄選択が奏功。投資スタイルは逆張り投資で、「忘れ去られた」割安株に注目する。同氏は事業の収益性が潜在的に高く、信頼できる経営者がいる企業を好む。

<国際株式>
受賞ファンドマネジャー:J.クリストファー・C・ステンスルート(J.Kristoffer C.Stensrud)氏および運用チーム
運用ファンド:Skagen Kon‐Tiki Fund
2013年リターン:7.7%/対ベンチマーク+12.1%
モーニングスターアナリストレーティング:ゴールド
欧州モーニングスターアナリストコメント:純資産残高の50%以上を新興国市場に投資しなければならない中、韓国の優先株、中国株投資が奏功。投資スタイルはバリュー(割安)株投資で、アナリストがあまりカバーしていない銘柄や一般的な投資家には不人気の銘柄にあえて着目する。

<欧州債券>
受賞ファンドマネジャー:マイケル・クラウツバーガー(Michael Krautzberger)氏
運用ファンド:BGF Euro Bond Fund
2013年リターン:5.4%/対ベンチマーク+0.6%
モーニングスターアナリストレーティング:ゴールド
欧州モーニングスターアナリストコメント:デュレーション(金利の変化に対して債券価格がどれぐらい変化するかを示す指標)戦略と国別配分が奏功。また、13年までの過去8年間の暦年リターンは、広範囲に分散投資し、リスクを抑えた運用を行った結果、カテゴリー内上位に入る運用成績を獲得。

◎モーニングスターアナリストレーティングとは、5項目の定性評価(「運用成績」 「運用コスト」「運用プロセス」「運用チーム」「運用会社」)を加味した、5段階の総合評価のこと。評価の階級は高い順から「ゴールド」「シルバー」「ブロンズ」「ニュートラル」「ネガティブ」となる。
提供:モーニングスター社
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