JPX日経400関連の新規設定が3カ月で20本のハイペース、足元では資金流出傾向

 4月14日には、JPX日経インデックス400(以下、JPX日経400)関連としては20本目となる「JPX日経400インデックスファンド」が新規に設定された。1月6日のJPX日経400算出開始以降、3月末までにパッシブ(ETF除く)が13本、ETFは4本、JPX日経400をベンチマークとするアクティブが1本の計18本が設定されており、4月に入ってからも、1日には19本目となる「eMAXIS JPX日経400インデックス」の設定がされていた。

 アクティブファンド1本を除いた17本の3月末時点における純資産合計額は827億円となっている。日経225連動型の54本、5兆4120億円(確定拠出年金向け、ファンドラップ向け、ETFなど含む)などには遠く及ばないものの、MSCIエマージング・マーケット(円ベース)連動型の14本、594億円(同)をすでに本数、金額ともに上回った。MSCIエマージング・マーケット(円ベース)連動型が本数で10本を超えるのに2年以上、純資産額で500億円を超えるのに4年以上を要したことと比較すると、連動対象指数が海外と国内の違いがあるものの、JPX日経400関連はハイペースでの新規設定、資金流入が続いているといえよう。

 一方で、モーニングスターの推計では、4月は14日までの10営業日の累計でJPX日経400関連は16億円の資金流出となった。純資産額の約7割は流動性が高いETFで占められており、株式市場の調整色が一段と強まった場合、さらに流出が加速するのか、それとも日経225連動型やTOPIX連動型でみられるような調整局面を押し目買いの好機ととらえる資金が流入するのか、注目される。
提供:モーニングスター社
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