株式投信7月に初の70兆円、7カ月連続資金流入―投信協会概況

 7月の単位型を含む株式投信の純資産額は前月比1兆3190億円増の70兆991億円となり、07年10月の69兆681億円を上回り、初めて70兆円台に乗せた。資金増減(設定から解約・償還を差し引いた増減)は8448億円の純増と、7カ月連続で純資金流入となった。投資信託協会が13日、7月の投信概況として発表した。

 商品分類(投信協会の新分類基準)別の資産増減をみると、7月は内外資産複合や海外債券を中心に純資金流入となる分類が目立った。7月は米国株式が一時急落する場面もあったが、外国為替市場では約4カ月ぶりに一時1ドル=103円台まで円安・ドル高が進むなど投資環境はそれほど悪化しておらず、海外資産への堅調な資金流入につながっている。一方、国内株式は1390億円の純資金流出と、6月の3826億円の純資金流出に続き、2カ月連続で比較的高水準の流出額を記録。日経平均株価は7月に3カ月連続で上昇し、約半年ぶりに1万5600円台に乗せたものの、新規で投信を購入するよりも利益確定で売却する動きの方が優勢だったようだ。

 公社債投信を含む総合計では、資金増減が1兆155億円増と13カ月連続で純資金流入となった。純資産額は1兆4897億円増の85兆537億円と6カ月連続で増加。6月の83兆5640億円を上回り、2カ月連続で過去最高を更新した。
提供:モーニングスター社
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