「野村ドイチェ・高配当インフラ関連株投信」が人気で一時販売停止に

 野村アセットマネジメントは19日、「野村ドイチェ・高配当インフラ関連株投信(通貨選択型)」の買い付け申し込み受け付けを30日以降に一時停止すると発表した。ファンドの純資産額が急激に拡大したことから、投資対象市場の流動性を考慮し、運用規模を適正に維持する必要があると判断した。なお、積立による買い付けは引き続き可能となっている。

 同ファンドは毎月分配型と年2回決算型に分かれており、それぞれ5種類の通貨コース(マネープールファンドを除く)が販売されている。20日時点での10本の純資産額合計は1兆4718億円に上り、国内公募追加型株式投資信託(確定拠出年金専用ファンド、ラップ口座専用ファンド、ETFなど除く)で純資産額トップの「フィデリティ・USハイ・イールド・ファンド」の1兆3265億円を上回る。

 コース別では、特に毎月分配型の米ドルコースが人気で、14年7月末までの過去1年間では9900億円以上の流入超過と、急激に資金が集まっている。同コースの純資産額は8月12日に「グローバル・ソブリン・オープン(毎月決算型)」を上回り、国内投信全体で第3位となった。販売停止日にかけては投資家からの駆け込みの買い付けにより、純資産額がさらに拡大する可能性がある。運用会社にとっては「うれしい悲鳴」と言えそうだ。
提供:モーニングスター社
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