米ピムコ旗艦ファンド9月に1割強の資産が流出、グロース氏退社受け

 米債券ファンド大手ピムコ(PIMCO)は1日、同社が運用する世界最大の債券ファンド「トータルリターンファンド」の9月の純資金流出額が、同ファンドのポートフォリオマネジャー兼CIO(最高投資責任者)であるビル・グロース氏が突如退社すると発表した26日に、1日あたりとしては過去最大を記録し、月間でも推計で約235億ドル(約2兆5721億円)にのぼったと発表した。

 この金額は同ファンドの8月末時点の純資産残高の1割強に相当する。同ファンドの純資金流出は14年9月末まで17カ月連続となる。グロース氏退任による運用への影響が明らかになるまで時間を要することから、当面の間、資金流出が続く可能性がある。
提供:モーニングスター社
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