「iシェアーズ」ETF3本が東証に新規上場、低コストで海外債券への分散投資可能に

 ブラックロック・ジャパンは30日、同社のETF(上場投資信託)ブランド「iシェアーズ」の債券ETF3本を11月19日に東京証券取引所に上場すると発表した。上場するのは米国ハイイールド債券に投資する「iシェアーズ 米国ハイイールド債券ETF(iBoxxドル建てLHYC)」<1361.T>、現地通貨建ての新興国債券に投資する「iシェアーズ 新興国債券ETF(バークレイズLocalEM国債コア)」<1362.T>、米国長期債に投資する「iシェアーズ 米国債ETF(バークレイズ米10年国債)」<1363.T>の3本。

 日本の信託報酬に相当する「エクスペンス・レシオ(経費率)」は、米国ハイイールド債券ETFが0.50%、新興国債券ETFは0.50%、米国長期債ETFは0.20%となっており、いずれも低コストだ。これまで東証に上場する海外債券ETFは3本のみと、海外株式ETFの31本に比べて少なかっただけに、ラインアップの充実で分散投資の対象が広がったことも注目される。

 今回のETF3本は、日本型預託証券(JDR)と呼ばれる形式で上場される。海外上場ETFと異なり、JDRは投資する際に外国証券取引口座を開設する手間が掛からないほか、日本円で取引ができるため外国為替手数料も掛からないといったメリットもある。

 「iシェアーズ」は世界における純資産総額が9月末時点で7721億ドル(約84兆円)と世界全体の30%を占める最大のETFブランドであり、日本の公募追加型株式投信(確定拠出年金専用、ラップ口座専用などを除く、ETFを含む)全体の63兆円を大幅に上回る。今回新規に上場する3本を加え、東証上場の「iシェアーズ」ETFは合計11本となっており、日本での存在感も高まっている。
提供:モーニングスター社
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