ブラックロック、JPX400連動ETFを12月2日に上場

 ブラックロック・ジャパンは6日、「JPX 日経インデックス400」との連動を目指すETF(上場投資信託)「iシェアーズ JPX 日経400 ETF」(銘柄コード:1364)を12月2日に東京証券取引所に上場すると発表した。信託報酬は0.1836%(税込み)。「JPX 日経インデックス400」はROE(自己資本利益率)や営業利益などを考慮して銘柄を組み入れる点が特徴であり、GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)が運用指標として新たに採用したほか、最近では10月31日に日銀が追加金融緩和で同指数連動のETFを買い入れ対象として決定したことでも注目を集めている。

 14年1月から算出が開始された「JPX 日経インデックス400」関連ファンドはアクティブファンドを含めると、10月末時点で25本、純資産総額は3109億円(ETF含む)となっており、そのうち、ETFは4本で2049億円となっている。同指数関連ファンドは急ピッチで拡大を続けており、今回新たにブラックロック・ジャパンの商品が加わったことで、さらに選択肢が広がった格好だ。

 同社は10月30日にETFブランド「iシェアーズ」の外債ETF3本を東証に上場すると発表したばかり。今回、「JPX 日経インデックス400」連動のETFを提供することで同社の東証上場銘柄は12本となる。すでに、海外上場ETFでは幅広い商品を取り揃え、個人投資家に人気がある「iシェアーズ」だが、国内上場のETFにおいても存在感を強めている。
提供:モーニングスター社
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