「日本株ファンド不人気」の流れが一転、10月は逆張り資金投入で流入超

 4カ月間続いた日本株ファンド敬遠のトレンドに変化が生じている。14日発表された投信協会の統計によると、10月の単位型を含む株式投信の資金流入(設定から解約・償還を差し引いた増減)は、国内株式に投資するファンドが3227億円の純資金流入となり、14年6月から続いた純資金流出の傾向が一転した。10月は、IMF(国際通貨基金)の世界経済見通し引き下げなどをきっかけに、一時は世界的に株価が急落するなか、東証の売買動向では個人投資家が月間で買い越しとなった。「逆張り志向」の投資資金が日本株ファンドにも流入した模様だ。

 国内資産に投資するファンド全体で見ると、10月は4138億円の流入超となり、海外資産に投資するファンドの純資金流入額3386億円を上回った。国内資産の純資金流入額が海外資産を上回るのは14年4月以来の6カ月ぶりとなる。

 全体では、10月の単位型を含む株式投信の純資産額は73兆2304億円と9カ月連続で増加し、4カ月連続で過去最高を更新した。純資金流入額は1兆586億円となり、10カ月連続の資金流入超となった。

 なお、公社債投信を含む総合計では、4774億円の純資金流入と16カ月連続で資金流入超となった。純資産額は9046億円増の88兆210億円と9カ月連続で増加し、5カ月連続で過去最高を更新した。
提供:モーニングスター社
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