三井住友AMの「SMBC・日興ニューワールド債券ファンド」など2シリーズが運用開始(1)

 三井住友アセットマネジメントは10月30日、「SMBC・日興ニューワールド株式ファンド(為替ヘッジあり/なし)」<200910300C><200910300B>(以下、「株式ファンド」)の2ファンドと「SMBC・日興ニューワールド債券ファンド(ブラジル・レアル)/(南アランド)/(中国元)/(豪ドル)/(円)」<200910300D><200910300E><200910300F><2009103010><2009103011>(以下、「債券ファンド」)の5ファンドを設定、運用を開始した。
 「債券ファンド」のシリーズは計1895億円超の設定額となり、通貨選択型ファンドのシリーズ合計として、今年これまでで最も設定額が大きいファンドとなった。また、「株式ファンド」も合計262億円超の資金を集めて、国際株式へ投資するファンドとしては、設定額は大きかった。「株式ファンド」は年1回、10月12日決算(休業日の場合は翌営業日)。「債券ファンド」は毎月12日決算(休業日の場合は翌営業日)。「株式ファンド」、「債券ファンド」ではそれぞれのファンド間のスイッチングが可能。販売会社は日興コーディアル証券と三井住友銀行となっている。

 運用を担当する三井住友アセットマネジメントの外部委託運用グループ ヘッド 大貫晃氏によると「株式ファンド」「債券ファンド」のコンセプトは根底では同じであり、「世界が変化しつつある状況をとらえる」ということを目的としている。世界的に新興国の「人口の増加」や「生活水準の向上」が起こっていることに加え、例えば、最近では世界の主要議題が話される場がG8(先進8カ国首脳会議)から新興国も含めたG20(20カ国・地域首脳会合)へ変化しているという「世界の枠組みの変化」が挙げられる。これらの変化によって生まれる投資機会を「株式ファンド」「債券ファンド」それぞれでとらえようとするのが今回のシリーズという。
 「株式ファンド」でこうした投資機会をとらえるために、投資対象として7つの分野を重要視している。供給に限りがある分野としてエネルギー、食糧・農業、水、貴金属の4つの分野を、需要拡大が見込まれる分野として代替エネルギー、ベースメタル、インフラの3つの分野を設定している。世界全体の株式の中でそれぞれの分野に入る銘柄で、投資対象となる銘柄群である「ニューワールド」ユニバースを構築する。この「ニューワールド」ユニバースは350−400銘柄程度となる。次に、収益性や割安性を見る定量分析、経営戦略や競争力を見る定性分析を、トップダウン・アプローチ、ボトムアップ・アプローチによって行い銘柄を選定する。最終的にポートフォリオへ組み入れる銘柄数は80銘柄程度となる予定。
提供:モーニングスター社
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