三井住友AMの「SMBC・日興ニューワールド債券ファンド」など2シリーズが運用開始(2)

 今回「SMBC・日興ニューワールド株式ファンド(為替ヘッジあり/なし)」<200910300C><200910300B>(以下、「株式ファンド」)において、銘柄選定や各分野の配分などを行うのはバンク・プリヴェ・エドモン・ドゥ・ロスチャイルド・ヨーロッパである。同社は欧州を中心に富裕層向け資産運用業務に強みを持つ。同社をファンドの実質的な運用会社とするにあたり、三井住友アセットマネジメントでは現地を訪問し、運用体制などについて調査を行っている。
 一方、「SMBC・日興ニューワールド債券ファンド(ブラジル・レアル)/(南アランド)/(中国元)/(豪ドル)/(円)」<200910300D><200910300E><200910300F><2009103010><2009103011>(以下、「債券ファンド」)では主に米ドル建ての債券に投資する一方で、多様な顧客ニーズを考慮し、「通貨選択型」にしている。選択可能な通貨はブラジル・レアル、南アフリカ・ランド、中国元、豪ドル、円の5通貨となっている。同ファンドの設定段階ではブラジル・レアルに956億円超と非常に人気が集まった。また、ブラジル・レアルの次に人気の高かった通貨は豪ドルだった。3番目に人気のあった通貨は中国元である。設定の段階から中国元を選択可能な通貨としているのは業界で初めてとのことである。初めての取り扱いながら、販売金融機関の講習会などでは「関心を集めている」(大貫氏)と感じたようである。米ドルと大きな金利差はないが、中国元については国そのものの成長期待から関心が高かった可能性がある。大貫氏によると投資家が「絶対的な金利水準だけを見ているのではないと思った。(通貨選択先の国々の)ファンダメンタルズなど総合的に見た結果ではないか」とのことである。
 新興国の債券を多く組み入れる方針であり、先進国の債券でもエマージング諸国の成長から恩恵を受ける企業の社債などを中心に投資していく。また、平均格付はBBB−格以上を維持するように努めるという。「債券ファンド」についてはゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントが実質的な運用を行う。「現在、起こりつつある変化をつかむファンドとして長くご愛顧いただけるファンドになると思う」(大貫氏)としている。
提供:モーニングスター社
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