2カ月連続で1兆円以上流入、国内外株式が好調―1月の投信協会概況

 13日に発表された投信協会の統計によると、1月の単位型を含む株式投信の資金流出入(設定から解約・償還を差し引いた増減)は、1兆4552億円の純資金流入と、2カ月連続で1兆円以上の資金が流入した。国内株式に投資するファンドの純資金流入額が5133億円と14年12月の6296億円に続き、高水準となっているほか、海外資産に投資するファンドへの資金流入も加速した。

 1月はNYダウが前月末比で3.69%下落したものの、ECB(欧州中央銀行)の量的金融緩和導入を受けてドイツのDAX指数が9.06%上昇するなど、投資家がリスクを取る動きも見られた。こうしたなか、株式投信の資金流出入は、海外株式に投資するファンドが2224億円の純資金流入となった。流入規模としては、13年3月以来1年10カ月ぶりの大きさとなる。また、海外債券に投資するファンドも689億円の純資金流入と、3カ月ぶりに流入超過に転じた。

 なお、公社債投信を含む公募投信の資金流出入は1兆3824億円の純資金流入となり、13年5月以来1年8カ月ぶりの高水準となった。純資産総額は94兆90億円と7カ月連続で過去最高を更新している。
提供:モーニングスター社
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