パッシブの比率が史上初の3割を突破! バンガードとブラックロックの2強時代到来か

 2月末時点の米国籍オープンエンドファンド(ETF含む、MMF、ファンド・オブ・ファンズ除く)におけるパッシブファンドのシェアは30.5%と、月末ベースでは史上初となる3割の大台突破となった。同月の純資金流出入額(推定値)では、パッシブ、アクティブともに流入超過となったものの、パッシブへの流入超過額が499億ドルと、アクティブの3.5倍に達したことが、シェア拡大に寄与した。パッシブファンドのシェアは20年前には3%に満たなかったものの、10年前には14%、5年前には21%と、確実に投資家の信認を得てきた。

 2月の個別ファンドの純資金流入額ランキングではトップ20のうち、14本はパッシブファンドが占めており、第2位の「バンガード・トータル・ストック・マーケット・インデックス・ファンド」が37億ドル、第3位の「バンガード・トータル・ボンド・マーケットII・インデックス・ファンド」が28億ドルとなったほか、バンガードは6本がランクイン。また、第4位の「iシェアーズiBoxx 米ドル建てハイイールド社債 ETF」の24億ドルのほか、ブラックロックも6本がランクインしており、コスト競争力、品ぞろえ、ブランド力などで優位な両社による寡占化がじわりと進んでいる。
提供:モーニングスター社
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