REIT型ファンドの新たな潮流となるか、「アジア好利回りリート・ファンド」が流入トップ

 3月の国内公募追加型株式投資信託(確定拠出年金向け、ファンドラップ向け、ETF等除く)の国際REIT型ファンドにおける純資金流入額(推計値)で、三井住友アセットマネジメントが設定・運用する「アジア好利回りリート・ファンド」が568億円とトップとなった。

 国際REIT型ファンドの中でアジア・オセアニアREIT型ファンドの純資金流入額が月間で第1位となったのは初。第2位で米国REITに投資する「フィデリティ・USリート・ファンドB(為替ヘッジなし)」の359億円、第3位で世界のREITに投資する「ラサール・グローバルREITファンド(毎月分配型)」の252億円を上回った。

 3月末時点の国際REIT型ファンドの純資産総額は8.9兆円で、そのうち北米REIT型ファンドが53%、世界REIT型ファンドは43%と計9割以上を占めている(注)。アジア・オセアニアREIT型ファンドはわずか3%程度にとどまっているものの、分散投資の手段の一つとして今後は投資ニーズが拡大する可能性がある。


 (注)モーニングスター類似ファンド分類で区分。北米REIT型ファンドは「国際REIT・北米(為替ヘッジなし)/(為替ヘッジあり)」、世界REIT型ファンドは「国際REIT・グローバル・含む日本(為替ヘッジなし)/(為替ヘッジあり)」「国際REIT・グローバル・除く日本(為替ヘッジなし)/(為替ヘッジあり)」、アジア・オセアニアREIT型ファンドは「国際REIT・アジア・オセアニア(為替ヘッジなし)/(為替ヘッジあり)」に属するファンドが対象
提供:モーニングスター社
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