バンガードのインデックスファンド、米投信市場で債券部門の残高首位に

 15年4月末時点で、バンガードのインデックスファンド「バンガード・トータル・ボンド・マーケット・インデックス・ファンド(Vanguard Total Bond Market Index)」の純資産残高が1175億ドルまで増加し、ピムコのアクティブファンド「トータル・リターン・ファンド(PIMCO Total Return)」の1104億ドルを上回り、米投信市場の債券ファンド部門(注)で第1位の座に躍り出た。1997年6月以来、17年10カ月ぶりの首位交代劇となる。

 米国では低コストで長期間運用するニーズが強まるなか、「バンガード・トータル・ボンド・マーケット・インデックス・ファンド」の経費率(日本の信託報酬等にほぼ相当するもの)は0.2%(オールデストシェアクラス)と低い水準に抑えられており、人気が集まっている。純資産残高はここ5年で1.9倍に拡大した。

 一方で、ピムコの「トータル・リターン・ファンド」は、債券王と呼ばれたビル・グロース氏が運用していたアクティブファンド。13年4月末時点に2926億ドルまで規模を拡大していたが、14年9月に同氏が退社したあと、同ファンドの資金流出が加速していた。

 (注)債券ファンド部門は、米カテゴリーグループ「Taxable Bond」、「Municipal Bond」のいずれかに属するファンド。ETF、MMF、ファンド・オブ・ファンズによる重複除く
提供:モーニングスター社
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