１８日に発表された投信協会の統計によると、４月の単位型を含む株式投信の純資産総額は前月比１兆５６４０億円増の８１兆８４３５億円と、１０カ月連続で過去最高を更新した。資金流出入（設定から解約・償還を差し引いた増減）は７６７２億円の純資金流入と、５カ月連続の流入超を記録。

　株式投信のうち国内株式に投資するファンドの資金流出入は、２０４億円の流入超過と、日経平均株価が００年４月以来約１５年ぶりとなる２万円台を一時回復し、利益確定売りが出るなかでも流入超過を維持した。また、海外株式に投資するファンドの純資金流出入は１３５９億円の純資金流入と、１１カ月連続の流入超過となった。海外ＲＥＩＴ（不動産投資信託）に投資するファンドは１４５２億円の純資金流入と、５カ月連続の流入超過を維持したものの、ＲＥＩＴ市場が軟調となったことを背景に基準価額が下落し、純資産総額は前月比１９１７億円減の５兆６４７３億円となった。

　なお、公社債投信を含む公募投信の資金流出入は１兆３３９３億円の純資金流入となった。純資産総額は９９兆１６３６億円と１００兆円に迫り、１１カ月連続で過去最高を更新している。
提供：モーニングスター社