「テンプルトン世界債券ファンド」など25本が新規に5つ星―レーティングUP&DOWNニュース

 15年5月末時点において、モーニングスターレーティング(定量評価)の対象としている国内公募追加型株式投信(確定拠出年金専用およびラップ口座専用、ETF除く)2596本のうち、25本が最高位の5つ星に上昇する一方で、46本は最低位の1つ星に低下した。また、今回新たにレーティングが付与されたファンドは17本で、そのうち4つ星を獲得したファンドが5本あった。

 新たに5つ星に上昇したファンドのうち、フランクリン・テンプルトン・インベストメンツの「テンプルトン 世界債券ファンド毎月分配型・為替ヘッジなしコース」<2010122703>は、レーティング付与開始から14年7月までの19カ月間は3つ星、翌8月以降は4つ星、今月からは最高位の5つ星となった。同ファンドは、新興国を含む世界各国の債券を主要投資対象とする。同ファンドと類似のルクセンブルグ籍ファンド「テンプルトン・グローバル・ボンド・ファンド ClassA(Mdis)USD」は、欧州モーニングスターから定量評価で5つ星、定性評価で「Silver」を獲得している。新興国債券の組み入れ比率の上限を定めておらず、ファンドマネジャーは財務が健全と判断した国の債券に積極的に投資してリターンを獲得する。なお、15年5月末時点の純資産残高は334億米ドル(約4兆円)に上り、海外では高評価ファンドに資金が集まっている。

 新規にレーティングが付与されたファンドのうち、4つ星を獲得した大和投資信託の「ダイワ 米国厳選株ファンド−イーグルアイ−Bコース(為替ヘッジなし)」<2012053002>に注目。同ファンドは、米国の割安な株式約20銘柄を厳選し、集中投資するアクティブファンド。実質的な運用を担当するハリス・アソシエイツ・エル・ピーが運用する米国株を主要投資対象とする米国籍ファンドのうち、2本(オールデストシェアクラス)は米モーニングスターの定性評価でいずれも最高位の「Gold」を獲得しており、米国内で高い評価を得ている。ファンドマネジャーが割安と判断すればベンチマークの構成比率にとらわれずに投資金額をアクティブに調整しており、良好なパフォーマンスを残している。

 ◎海外モーニングスターの定性評価:運用チーム、運用プロセス、運用会社、パフォーマンス、運用コストの5つの評価軸を基に各ファンドをアナリストが評価。「Gold」「Silver」「Bronze」「Neutral」「Negative」の5段階で表し、「Gold」が最も高い評価となる。
提供:モーニングスター社
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