「スパークス・アクティブ・ジャパン」など28本が新規に5つ星―レーティングUP&DOWNニュース

 15年6月末時点において、モーニングスターレーティング(定量評価)の対象としている国内公募追加型株式投信(確定拠出年金専用およびラップ口座専用、ETF除く)2627本のうち、28本が最高位の5つ星に上昇する一方で、25本は最低位の1つ星に低下した。また、今回新たにレーティングが付与されたファンドは38本で、そのうち5つ星を獲得したファンドが4本あった。

 新たに5つ星に上昇したファンドのうち、スパークス・アセット・マネジメント(以下、スパークス)の「スパークス・アクティブ・ジャパン」<2004042702>に注目。同ファンドは13年6月から25カ月連続で4つ星以上を維持しており、今回3カ月ぶりに5つ星に復帰した。「魅力的なビジネスを安く買う」をコンセプトに、企業の実態価値と比較して株価が割安で、且つ、今後の着実な利益成長が見込める国内企業50−70社程度に投資するアクティブファンドだ。運用会社のスパークスは国内中小型株の運用を得意とする独立系運用会社で、年間2000回を超える企業への訪問調査と株価分析に基づく銘柄発掘に強みを持つ。参考までに、スパークスは同ファンド以外にもモーニングスターカテゴリー「国内中型グロース」に属するファンドを2本運用しているが、いずれも2015年6月末時点で4つ星を獲得しており、高い評価を得ている。

 新規にレーティングが付与されたファンドのうち、5つ星を獲得したニッセイアセットマネジメントの「ニッセイ・ワールドスポーツ・ファンドB(為替ヘッジなし)」<2012061906>に注目。国内公募追加型株式投信では唯一、日本を含む世界のスポーツ関連株に投資するテーマ型ファンドだ。

 15年5月末時点では、米国の「ナイキ」など日本でもなじみの深い大手企業のほか、ウインタースポーツブランドとして有名な「サロモン」を擁するフィンランドの「アメアスポーツ」などスポーツ関連株32銘柄に厳選投資している。運用を外部に再委託する外国株式ファンドが多いなか、同ファンドは日本生命グループのグローバルな調査体制を活用し自社で運用しており、ファンドマネジャーが現地企業に直接足を運び有望銘柄を発掘している。15年6月末時点での過去3年のトータルリターン(年率)は38.45%と、カテゴリー平均を11.10%上回っており、パフォーマンスは良好である。

 足元ではサッカー女子ワールドカップでの「なでしこ」の奮闘でスポーツへの関心が一段と高まっている。長期的には5年後に控える東京五輪に向けた“スポーツブーム”が同ファンドの追い風になりそうだ。
提供:モーニングスター社
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