<投信情報>4ツ星以上に資金集中―ラップ型ファンドの「先駆け」などが新たに5ツ星獲得

 国内公募追加型株式投信(確定拠出年金およびファンドラップ専用、ETF等除く)のうち、2015年7月(以下、同月)末時点でモーニングスターがレーティング対象としているファンドは2644本(全ファンド中64%)、純資産総額では47兆円(同81%)となった。同月の純資金流出入額(推計値)では5ツ星が475億円、4ツ星は1003億円のいずれも流入超過となる一方で、3ツ星以下は合計で147億円の流出超過となった。同月末時点における純資産額が10億円以上で、かつ前月末とカテゴリーが同一のファンドは1783本で、そのうちレーティング上昇は104本、低下は124本、新規付与は18本となった。

 レーティングが上昇した104本のうち、5ツ星となったのは15本。そのうち、「年金積立G・ラップ・バランス」シリーズ(以下、同シリーズ)の「積極型」<2001101705>は、国内外の株式・債券の計7資産に分散投資を行い、資産ごとに異なる委託会社のアクティブファンドを採用している。同月末時点でファンド名に「ラップ」が含まれるバランス型は25本あるが、同シリーズ以外はいずれも2010年以降に設定されており、2001年に設定された同シリーズはラップ型ファンドの先駆けである。

 同じく新たに5ツ星を獲得した「外国株式インデックスe」<2010040603>は、モーニングスターカテゴリー「国際株式・グローバル・除く日本(為替ヘッジなし)」に属し、同カテゴリー内で3年以上の運用実績を有するファンドの中では実質的なコスト(信託報酬プラス監査費用)が0.54%(税込み)と最も低い。月次の純資金流出入額では、同月までの過去64カ月中59カ月で流入超過となっており、SBI証券の販売件数ランキングで上位に入るなど継続的に資金を集めている。

 新規付与の18本のうち、5ツ星となったのは2本。「RS豪ドル債券ファンド」<2012071101>の「RS」とはリスクセンサーの略で、市場の変動性が高まった時には基準価額の大きな下落をコントロールすることを目指す。「ニュージーランド株式ファンド」<2012072601>は、一般投資家が常時売買可能なファンドとしては唯一ニュージーランド株式のみを投資対象としている。
提供:モーニングスター社
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