1年で残高が4倍以上に拡大したJPX400にもブル・ベア型が登場=投信情報

 今月21日に、野村アセットマネジメント、大和投資信託、シンプレクス・アセット・マネジメントの3社が、JPX日経インデックス400(以下、JPX400)から派生する3つの指数(レバレッジ、インバース、ダブルインバース)に連動する3種類のETF(上場投資信託)を各社がいずれも設定し、本日24日に計9本の新規上場を行った。例えばある日のJPX400が5%上昇すると、レバレッジは10%の上昇となる一方で、インバースでは5%の下落、ダブルインバースでは10%の下落といった動きとなる。

 「JPX400」は自己資本利益率(ROE)の高さなどに着目し400銘柄で構成された指数で14年1月から指数の公表が開始。モーニングスターの調べでは、JPX400関連ファンド(*)の純資産残高は、15年7月末時点で約9500億円と過去1年間では4.4倍に増加しており、投資家の注目度は高い。そうしたなか、15年8月3日からは派生指数の公表が開始されたことに伴い、3社は派生指数に連動するETFを相次いで設定した格好だ。「(NEXT FUNDS)日経平均レバレッジ上場投信」が設定から3年強で純資産残高が一時5000億円を突破したこともあり、今後の動向が注目される。

 なお、あくまでも派生指数連動型は、日々の騰落率がETFの基準価額に反映される仕組みのため、2営業日以上の離れた日の基準価額は指数の騰落率と一致しない可能性があることや、上昇・下落を相互に繰り返す相場環境では2営業日以上の離れた日の基準価額は元の水準より低くなる可能性があることには注意が必要である。モーニングスターカテゴリーでは、いずれも「ブル・ベア型」に属しており、短期間で投資成果を上げたい投資家の向けの商品設計となっている。

*名称に「JPX」を含む国内公募追加型株式投信(確定拠出年金専用、ファンドラップ専用、ETF等含む)が対象
提供:モーニングスター社
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