15年12月の投信概況:日経225連動型に過去最高の資金流入、株安で割安感意識=投信協会

 15日に発表された投資信託協会の統計によると、単位型を含む株式投信の15年12月の資金流出入(設定から解約・償還を差し引いた増減)は1兆3272億円の流入超過と、2カ月ぶりに純資金流入に転じるも、運用収益の悪化により、月末の純資産総額は前月比8329億円減少し、81兆7381億円となった。

 株式投信の新商品分類別で見ると、12月は国内資産に投資するファンドが1兆1057億円の流入超過と、こちらも2カ月ぶりに純資金流入に転じた。国内株式に投資するファンドは1兆238億円の流入超過となり、なかでも日経225(日経平均株価)連動型は4215億円の流入超過と、資金流入額はデータが公表されている10年3月以降では最高となった。日経平均株価が月初に2万円台を回復した後、一時は1万8500円付近まで下落する場面も見られたが、かえって割安感が意識され、資金が流入した。

 一方、海外資産に投資するファンドは1413億円の流出超過と、4カ月連続の純資金流出。米利上げの影響もあり、海外債券に投資するファンドは2005億円の流出超過と、6カ月連続の純資金流出となったほか、海外株式に投資するファンドも455億円の流出超過と、2カ月連続の純資金流出となった。一方で、海外REIT(不動産投資信託)に投資するファンドは1376億円の流入超過と、13カ月連続の純資金流入となった

 公社債投信を含む公募投信は1兆399億円の流入超過と、30カ月連続の純資金流入となった。なお、月末の純資産総額は前月比1兆1203億円減少し、97兆7562億円となった。
提供:モーニングスター社
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