「ファンド オブ ザ イヤー2015」発表、最優秀賞8ファンドの顔ぶれ(1)

 モーニングスターでは1月28日、2015年の「ファンド オブ ザ イヤー」受賞ファンドを発表した。2015年は国内株式型ファンドが運用成績、資金流入ともに好調であったことから、「国内株式大型部門」「国内株式中小型部門」の2部門に分けて表彰を行った。また、市場の価格変動性の高まりを背景に投資家の分散投資意識が高まるなか、バランス型ファンドについても、そのリスク水準に応じて3部門に分けて表彰を行った。17回目となる今回の「ファンド オブ ザ イヤー」では全8部門で、定量・定性分析に基づき、2015年の運用成績が総合的に優秀と判断された36ファンドが受賞した。独自の運用で好パフォーマンスを達成した各部門の最優秀賞ファンド8本を紹介する。(詳細コメント、その他受賞ファンドについてはモーニングスターホームページ上で公開)

<国内株式大型(対象ファンド数604本)>

 「スパークス・新・国際優良日本株ファンド」の15年のトータルリターンは18.52%と、類似ファンド分類平均を9.32%上回り、同分類内で第4位(104本中)の成績となった。シャープレシオも同平均を0.36上回っており、運用の効率性も優れている。暦年のトータルリターンでは15年までの過去7年間のうち、すべての年で同平均を上回っており、長期のパフォーマンスも良好である。

<国内株式中小型(対象ファンド数225本)>

 「三井住友・げんきシニアライフ・オープン」の15年のトータルリターンは30.66%と、類似ファンド分類平均を15.67%上回り、同分類内で上位15%の成績となった。シャープレシオも同平均を1.81上回っており、運用の効率性も優れている。過去10年間ではトータルリターン・シャープレシオ(年率)はともに同分類内で3位以内(32本中)となっており、長期のパフォーマンスも良好である。

<国際株式型(対象ファンド数1088本)>

 「グローバル・ヘルスケア&バイオ・ファンド」の15年のトータルリターンは12.82%と、類似ファンド分類平均を18.38%上回り、同分類内で第1位(170本中)の成績となった。過去10年間ではトータルリターン・シャープレシオ(年率)ともに同分類内で第1位(27本中)となっており、長期のパフォーマンスも良好である。

<債券型(対象ファンド数1636本)>

 「コーポレート・ボンド・インカム(為替ノーヘッジ型)」の15年のトータルリターンは1.20%と、類似ファンド分類平均を5.23%上回り、同分類内で上位5%の成績となった。シャープレシオも同平均を0.82上回っており、運用の効率性も優れている。過去5年間ではシャープレシオ(年率)は同分類内で第1位となっており、長期的にも運用の効率性が優れている。

 (2)へつづく
提供:モーニングスター社
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