<5つ星ファンド>「野村ドイチェ・高配当インフラ関連株投信」、インフラ市場の拡大と高配当に着目(下)

 世界各国のインフラ関連企業に投資する「野村ドイチェ・高配当インフラ関連株投信(米ドルコース)年2回決算型」がモーニングスターレーティングで、2016年1月末基準で最高格付けの5つ星を獲得した。同ファンドの特徴と運用のポイントについて野村アセットマネジメント アドバイザリー運用部シニア・ポートフォリオマネージャーの新井幸雄氏に聞いた。

(上)からつづく

 ――2016年の運用の見通しは?

 年初から中国経済の先行きの不透明感や原油安の進展などによって、株式市場などが不安定な値動きになっています。米国の景気回復のスピードも緩やかな回復と見られることから、より安定度の高い資産にシフトし、総合公益事業や電力、水道などの組み入れを強化しています。

 銘柄の組み入れでは、配当利回りの高さに着目して厳選し、利回りの確保に努めています。1月末現在のポートフォリオ全体の配当利回りは3.8%です。世界的に低金利となり、米国株式の平均配当利回りが3%を切り、米10年国債利回りも1%台になる中では、4%弱の配当利回りは魅力的な水準といえます。

 ディフェンシブなポートフォリオとする一方で、組み入れ上位銘柄の不動産投信(REIT)では、電波塔や通信基地局などを保有する銘柄を組み入れるなど、インフラの中でも高成長につながる銘柄にも投資しています。同セクターは、ワイヤレス技術に対する旺盛な需要を背景に、今後も安定的に高い成長が見込まれております。

 当ファンドが注目している、産業や生活の基盤となるインフラ設備やインフラサービスは、どのような経済環境にあっても一定の需要に支えられ、安定した現金収入が期待できるビジネスです。世の中が好景気で、株価がバブルのように値上がりする環境ではパフォーマンスが劣後して面白みのないセクターになりますが、現在のような世界的な低成長時代には存在感を増すものだと思います。世界の株式市場の価格変動率が大きくなっている中で、比較的安定した値動きが期待できる点で、当ファンドをご検討いただきたいと思います。
提供:モーニングスター社
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