3月の投信概況:海外REITファンドに過去2番目の資金流入=投信協会

 13日に発表された投資信託協会の統計によると、単位型を含む株式投信の16年3月の資金流出入(設定から解約・償還を差し引いた増減)は7125億円の流入超過で、4カ月連続の純資金流入となった。3月は国内外の株価が堅調に推移するなど運用収益も全体でプラスとなり、月末の純資産総額は前月比4兆430億円増加し、78兆5709億円となった。

 株式投信の新商品分類別で見ると、3月は国内資産に投資するファンドが5006億円の流入超過と、4カ月連続の純資金流入となった。国内債券に投資するファンドはマイナス金利などの影響もあり、2カ月連続の流出超過となる一方で、国内株式に投資するファンドは5156億円の流入超過で、4カ月連続の純資金流入となった。なかでも日経225連動型(ETF含む)は2887億円の流入超過、TOPIX連動型(同)も1815億円の流入超過と、引き続きインデックスファンドファンドが資金流入をけん引している。

 一方、海外資産に投資するファンドは778億円の流入超過と、2カ月ぶりに純資金流入に転じた。海外債券に投資するファンドは848億円の流出超過、海外株式に投資するファンドも281億円の流出超過と、それぞれ9カ月連続、5カ月連続の純資金流出となった。一方、海外REIT(不動産投資信託)に投資するファンドは2062億円の流入超過と、16カ月連続の純資金流入となっただけでなく、その額も過去2番目(データが公表されている10年3月以降)となる高水準であった。

 公社債投信を含む公募投信は2384億円の流入超過と、2カ月ぶりに純資金流入となった。なお、月末の純資産総額は前月比3兆5689億円増加し、92兆4285億円となり、90兆円台を回復した。
提供:モーニングスター社
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