9月の投信概況:海外株式は、米利上げ観測や原油安を背景に11カ月連続の純資金流出=投信協会
14日に発表された投資信託協会の統計によると、16年9月の株式投信(単位型含む)への資金流出入(設定から解約・償還を差し引いた増減)は1兆3833億円の流入超過と、8カ月ぶりの高水準を回復し、5カ月連続の純資金流入となった。月末の純資産残高は前月比3272億円増の77兆699億円となった。
株式投信のうち国内資産に投資するファンド全体では1兆157億円の流入超過と、5カ月連続の純資金流入となった。うち、国内株式に投資するファンドは9454億円の流入超過となり、8カ月ぶりの高い水準にまで達した。また、国内債券に投資するファンドは178億円の流入超過となった。国内REIT(不動産投資信託)は357億円の流入超過と、6カ月連続の純資金流入となった。
株式投信のうち海外資産に投資するファンド全体では2480億円の流入超過と、7カ月連続の純資金流入となった。うち、海外REITに投資するファンドは2333億円の流入超過となり、22カ月連続の純資金流入となった。前月に14カ月ぶりの流入超過を記録した海外債券に投資するファンドは227億円の流入超過と、2カ月連続の純資金流入となった。一方で、海外株式に投資するファンドは、475億円の流出超過と、11カ月連続の純資金流出となった。月末のFOMC(米連邦公開市場委員会)を前に米利上げ観測が高まったことや原油先物価格が軟調に推移したこと、ECB(欧州中央銀行)理事会後のドラギ総裁の発言を受けて、追加の金融緩和期待が後退したことなどがマイナス要因となり、株式投信に投資するファンド全体では、唯一純資金流出を記録した。
また、16年9月の公募投信全体(株式投信+公社債投信)への資金流出入は1兆7185億円の流入超過と、3カ月連続の純資金流入となった。月末の純資産残高は前月比6623億円増の88兆7731億円となった。
提供:モーニングスター社
株式投信のうち国内資産に投資するファンド全体では1兆157億円の流入超過と、5カ月連続の純資金流入となった。うち、国内株式に投資するファンドは9454億円の流入超過となり、8カ月ぶりの高い水準にまで達した。また、国内債券に投資するファンドは178億円の流入超過となった。国内REIT(不動産投資信託)は357億円の流入超過と、6カ月連続の純資金流入となった。
株式投信のうち海外資産に投資するファンド全体では2480億円の流入超過と、7カ月連続の純資金流入となった。うち、海外REITに投資するファンドは2333億円の流入超過となり、22カ月連続の純資金流入となった。前月に14カ月ぶりの流入超過を記録した海外債券に投資するファンドは227億円の流入超過と、2カ月連続の純資金流入となった。一方で、海外株式に投資するファンドは、475億円の流出超過と、11カ月連続の純資金流出となった。月末のFOMC(米連邦公開市場委員会)を前に米利上げ観測が高まったことや原油先物価格が軟調に推移したこと、ECB(欧州中央銀行)理事会後のドラギ総裁の発言を受けて、追加の金融緩和期待が後退したことなどがマイナス要因となり、株式投信に投資するファンド全体では、唯一純資金流出を記録した。
また、16年9月の公募投信全体(株式投信+公社債投信)への資金流出入は1兆7185億円の流入超過と、3カ月連続の純資金流入となった。月末の純資産残高は前月比6623億円増の88兆7731億円となった。
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