ブラックロック・ジャパンが設定・運用する「日興ブラックロック・ヘルスサイエンス・ファンド（為替ヘッジなし）」<2013092705>は、９月末基準でモーニングスターレーティング最高位★★★★★に格付けされた。過去３年（年率）トータルリターンが１２．２０％とカテゴリー（国際株式・グローバル・含む日本（Ｆ））平均（４．０９％）を大きく上回っている。同ファンドの特徴や運用方針について、リテール営業部ディレクターの大石聡志氏に聞いた。

　（１）からつづく

　――当面の市場の見通し、また、運用方針は？

　「ヘルスサイエンス」は、テーマ色の強いファンドに見えるが、実際には、世界的な人口増と高齢化という非常に大きな社会変化を背景にした長期的な投資テーマだ。ヘルスケア分野で注目を集める「メディテック」についても、もっと広く関心が高まっても良いと感じている。

　また、高額医薬品の薬価見直しが話題になる医薬品についても、従来は治らないとされていた疾病に対するオーファンドラッグ（希少疾病医薬品）など、画期的な新薬候補も控えている。ヘルスケア関連株は割安と考えられる状態になってきているとみられ、これも再評価されていくだろう。

　ヘルスケア分野は、非常に身近な分野だ。長寿社会を健やかに過ごしたいというのは、世界共通の願いといえる。長期に投資することができるファンドとして、是非、ご検討いただきたい。
提供：モーニングスター社