10月の投信概況:国内株式は、日経平均が半年ぶり高値も、利益確定売りで6カ月ぶり純資金流出=投信協会
14日に発表された投資信託協会の統計によると、16年10月の株式投信(単位型含む)への資金流出入(設定から解約・償還を差し引いた増減)は1225億円の流出超過と、6カ月ぶりの純資金流出となった。月末の純資産残高は前月比1兆581億円増の78兆1280億円となった。
株式投信のうち国内資産に投資するファンド全体では1894億円の流出超過と、6カ月ぶりの純資金流出となった。うち、国内株式に投資するファンドは2457億円の流出超過となり、同様に6カ月ぶりの純資金流出となった。一時1ドル=105円台と約3か月ぶりの円安水準を背景に輸出関連銘柄が買われたことや、今年2番目の規模となった大手鉄道会社の新規上場が公開価格を上回り、投資家心理が改善したことなどから日経平均株価は半年ぶりの高値となったものの、利益確定売りが強まった。一方、国内REIT(不動産投資信託)は398億円の流入超過と、7カ月連続の純資金流入、国内資産複合に投資するファンドは123億円の流入超過と、18カ月連続の純資金流入となり、国内株式に投資するファンド以外は全て流入超過となった。
株式投信のうち海外資産に投資するファンド全体では1179億円の流入超過と、8カ月連続の純資金流入となった。うち、海外株式に投資するファンドは316億円の流出超過となり、12カ月連続の純資金流出、海外債券に投資するファンドは105億円の流出超過と、3カ月ぶりの純資金流出となった。一方で、海外REITに投資するファンドは、1333億円の流入超過と、23ヶ月連続の純資金流入となり、14年12月以降の資金流入総額は3兆円を突破した。
また、16年10月の公募投信全体(株式投信+公社債投信)への資金流出入は3396億円の流出超過と、4カ月ぶりの純資金流出となった。月末の純資産残高は前月比8411億円増の89兆6142億円となった。
提供:モーニングスター社
株式投信のうち国内資産に投資するファンド全体では1894億円の流出超過と、6カ月ぶりの純資金流出となった。うち、国内株式に投資するファンドは2457億円の流出超過となり、同様に6カ月ぶりの純資金流出となった。一時1ドル=105円台と約3か月ぶりの円安水準を背景に輸出関連銘柄が買われたことや、今年2番目の規模となった大手鉄道会社の新規上場が公開価格を上回り、投資家心理が改善したことなどから日経平均株価は半年ぶりの高値となったものの、利益確定売りが強まった。一方、国内REIT(不動産投資信託)は398億円の流入超過と、7カ月連続の純資金流入、国内資産複合に投資するファンドは123億円の流入超過と、18カ月連続の純資金流入となり、国内株式に投資するファンド以外は全て流入超過となった。
株式投信のうち海外資産に投資するファンド全体では1179億円の流入超過と、8カ月連続の純資金流入となった。うち、海外株式に投資するファンドは316億円の流出超過となり、12カ月連続の純資金流出、海外債券に投資するファンドは105億円の流出超過と、3カ月ぶりの純資金流出となった。一方で、海外REITに投資するファンドは、1333億円の流入超過と、23ヶ月連続の純資金流入となり、14年12月以降の資金流入総額は3兆円を突破した。
また、16年10月の公募投信全体(株式投信+公社債投信)への資金流出入は3396億円の流出超過と、4カ月ぶりの純資金流出となった。月末の純資産残高は前月比8411億円増の89兆6142億円となった。
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