シュローダー・インベストメント、円ベースで安定収益をめざす「シュローダーYENターゲット」を新設

 シュローダー・インベストメント・マネジメントは、日本円で安定した収益をめざす「シュローダーYENターゲット(1年決算型)/(年2回決算型)」を4月5日に設定し、運用を開始する。目標とする収益水準は、信託報酬(年率税込1.1124%)控除前で日本円TIBOR(東京銀行間取引金利、3カ月)を中・長期で年率4%程度上回る水準としている。将来の物価上昇を上回る安定したリターンを確保したいと考える投資家のニーズに応える。

 「シュローダーYENターゲット(1年決算型)/(年2回決算型)」は、主に世界の株式、債券、通貨、代替資産などに分散投資する。代替資産とは、商品、不動産、インフラなどの資産で、これらの資産にはETF、REIT(不動産投資信託証券)、その他の投資信託証券や上場先物などを通じて投資する。投資資産を幅広く分散投資することが特徴だ。

 また、市場環境などの変化に合わせた機動的な資産配分の変更によって収益機会の獲得と基準価額の下落リスクの低減を図り、安定した収益成長を目指す。株式の投資比率は原則ポートフォリオの30%を上限にしている。一般的に海外の資産を投資対象とするバランス型ファンドは、米ドル建てやユーロ建てが多いが、同ファンドでは、為替変動の影響や為替ヘッジコストを考慮して、日本円をベースにした収益の獲得をめざす。

 マザーファンドの実質的な運用を担うシュローダー・インベストメント・マネージメント(香港)リミテッドが、新設ファンドと同様のコンセプトで運用を行っている「Schroder International Selection Fund − Japan DGF Iシェアクラス」(ルクセンブルク籍、運用開始日:2008年12月1日)は、2017年2月末から過去5年間のトータルリターンは日本円ベースで27.0%(運用報酬控除前)。年率リスクは3%、シャープレシオは1.1だった。類似ファンドの運用実績は過去のものであり、新ファンドの将来の運用成績を示唆・保証するものではない。

 販売会社は、SBI証券、高木証券、マネックス証券、楽天証券の4社。うち、高木証券は4月10日から、楽天証券は4月7日から取り扱う。
提供:モーニングスター社
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