4月の投信概況:株式投信は4カ月連続の純資金流入、国内資産は流出も海外資産への流入継続=投信協会
16日に発表された投資信託協会の統計によると、17年4月の株式投信(単位型含む)への資金流出入(設定から解約・償還を差し引いた増減)は1286億円の流入超過と、4カ月連続の純資金流入となった。月末の純資産残高は前月比2208億円増の86兆1590億円と、3カ月連続で過去最高となった。
株式投信のうち国内資産に投資するファンド全体では1100億円の流出超過と、4カ月ぶりの純資金流出となった。国内資産を分類別に見ると、国内株式に投資するファンドは1303億円の流出超過となり、4カ月ぶりの純資金流出となった。4月の国内株式市場は、フランス大統領選挙の先行き懸念や北朝鮮に対する過度な警戒感が和らいだ月末に強含み上昇したが、それまでは軟調推移が続いたため、リスク回避の換金売りが優勢となったもようだ。国内REIT(不動産投資信託)に投資するファンドは83億円の流出超過と、13カ月ぶりの純資金流出となった。北朝鮮情勢の緊迫化などを受けて、投資家のリスク回避の動きが強まり、東証REIT指数は一時約5カ月ぶりの安値を付けた。国内債券は189億円の流入超過と11カ月連続の純資金流入、国内資産複合型は95億円の流入超過と24カ月連続の純資金流入となった。
株式投信のうち海外資産に投資するファンド全体では1493億円の流入超過と、4カ月連続の純資金流入となった。海外資産を分類別に見ると、全分類で流入超過となった。海外株式に投資するファンドは301億円の流入超過と、3カ月連続の純資金流入となった。海外債券に投資するファンドは443億円の流入超過と、4カ月連続の純資金流入となった。投資家の高利回り志向によるハイイールド債ファンドへの資金流入が背景にあるもようだ。海外資産複合型のファンドも678億の流入超過と、13カ月連続の純資金流入となった。海外REITに投資するファンドは58億円の流入超過と、5カ月ぶりの純資金流入となった。米長期金利低下を受けてREITの資金調達コストの低下が好感された。
また、17年4月の公募投信全体(株式投信+公社債投信)への資金流出入は311億円の流出超過と、6カ月ぶりの純資金流出となった。月末の純資産残高は前月比610億円増の98兆8353億円となった。
提供:モーニングスター社
株式投信のうち国内資産に投資するファンド全体では1100億円の流出超過と、4カ月ぶりの純資金流出となった。国内資産を分類別に見ると、国内株式に投資するファンドは1303億円の流出超過となり、4カ月ぶりの純資金流出となった。4月の国内株式市場は、フランス大統領選挙の先行き懸念や北朝鮮に対する過度な警戒感が和らいだ月末に強含み上昇したが、それまでは軟調推移が続いたため、リスク回避の換金売りが優勢となったもようだ。国内REIT(不動産投資信託)に投資するファンドは83億円の流出超過と、13カ月ぶりの純資金流出となった。北朝鮮情勢の緊迫化などを受けて、投資家のリスク回避の動きが強まり、東証REIT指数は一時約5カ月ぶりの安値を付けた。国内債券は189億円の流入超過と11カ月連続の純資金流入、国内資産複合型は95億円の流入超過と24カ月連続の純資金流入となった。
株式投信のうち海外資産に投資するファンド全体では1493億円の流入超過と、4カ月連続の純資金流入となった。海外資産を分類別に見ると、全分類で流入超過となった。海外株式に投資するファンドは301億円の流入超過と、3カ月連続の純資金流入となった。海外債券に投資するファンドは443億円の流入超過と、4カ月連続の純資金流入となった。投資家の高利回り志向によるハイイールド債ファンドへの資金流入が背景にあるもようだ。海外資産複合型のファンドも678億の流入超過と、13カ月連続の純資金流入となった。海外REITに投資するファンドは58億円の流入超過と、5カ月ぶりの純資金流入となった。米長期金利低下を受けてREITの資金調達コストの低下が好感された。
また、17年4月の公募投信全体(株式投信+公社債投信)への資金流出入は311億円の流出超過と、6カ月ぶりの純資金流出となった。月末の純資産残高は前月比610億円増の98兆8353億円となった。
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