6月の投信概況:株式投信2カ月ぶり純資金流入、公募投信の総資産残高は約2年ぶり100兆円超=投信協会
13日に発表された投資信託協会の統計によると、17年6月の株式投信(単位型含む)への資金流出入(設定から解約・償還を差し引いた増減)は2267億円の流入超過と、2カ月ぶりの純資金流入となった。月末の純資産残高は前月比1兆3362億円増の88兆473億円と、5カ月連続で過去最高となった。
株式投信のうち国内資産に投資するファンド全体では1532億円の流出超過と、3カ月連続の純資金流出となった。ただ、国内株式に投資するファンドを中心に流出額が前月に比べて大幅に減少した。国内株式に投資するファンドは1432億円の流出超過となり、3カ月連続の純資金流出となった。日経平均株価、TOPIX(東証株価指数)が前月に続いて年初来高値を更新するなど6月の国内株式市場が高値圏で推移する中、利益を確定する換金売りが続いたが、流出額は前月の4276億円から大幅に減少した。国内REIT(不動産投資信託)に投資するファンドは328億円の流出超過と3カ月連続の純資金流出となった。不動産市況の先行きに対する警戒感や長期金利の上昇が嫌気され、流出額が増加した。一方、国内債券は127億円の流入超過と2カ月ぶりの純資金流入、国内資産複合型は97億円の流入超過と26カ月連続の純資金流入となった。
株式投信のうち海外資産に投資するファンド全体では2146億円の流入超過と、6カ月連続の純資金流入となった。海外資産を分類別に見ると、海外株式に投資するファンドは1307億円の流入超過と5カ月連続の純資金流入となった。海外債券に投資するファンドは575億円の流入超過と6カ月連続の純資金流入となった。海外資産複合型のファンドも527億の流入超過と15カ月連続の純資金流入となった。一方、海外REITに投資するファンドは、長期金利の上昇によるコスト負担増が懸念され、327億円の流出超過と3カ月ぶりの純資金流出となった。
また、17年6月の公募投信全体(株式投信+公社債投信)への資金流出入は4778億円の流入超過と、2カ月連続の純資金流入となった。月末の純資産残高は前月比1兆5873億円増の101兆4152億円と、2015年7月以来約2年ぶりに100兆円を超えた。
提供:モーニングスター社
株式投信のうち国内資産に投資するファンド全体では1532億円の流出超過と、3カ月連続の純資金流出となった。ただ、国内株式に投資するファンドを中心に流出額が前月に比べて大幅に減少した。国内株式に投資するファンドは1432億円の流出超過となり、3カ月連続の純資金流出となった。日経平均株価、TOPIX(東証株価指数)が前月に続いて年初来高値を更新するなど6月の国内株式市場が高値圏で推移する中、利益を確定する換金売りが続いたが、流出額は前月の4276億円から大幅に減少した。国内REIT(不動産投資信託)に投資するファンドは328億円の流出超過と3カ月連続の純資金流出となった。不動産市況の先行きに対する警戒感や長期金利の上昇が嫌気され、流出額が増加した。一方、国内債券は127億円の流入超過と2カ月ぶりの純資金流入、国内資産複合型は97億円の流入超過と26カ月連続の純資金流入となった。
株式投信のうち海外資産に投資するファンド全体では2146億円の流入超過と、6カ月連続の純資金流入となった。海外資産を分類別に見ると、海外株式に投資するファンドは1307億円の流入超過と5カ月連続の純資金流入となった。海外債券に投資するファンドは575億円の流入超過と6カ月連続の純資金流入となった。海外資産複合型のファンドも527億の流入超過と15カ月連続の純資金流入となった。一方、海外REITに投資するファンドは、長期金利の上昇によるコスト負担増が懸念され、327億円の流出超過と3カ月ぶりの純資金流出となった。
また、17年6月の公募投信全体(株式投信+公社債投信)への資金流出入は4778億円の流入超過と、2カ月連続の純資金流入となった。月末の純資産残高は前月比1兆5873億円増の101兆4152億円と、2015年7月以来約2年ぶりに100兆円を超えた。
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