7月の投信概況:株式投信は2カ月連続の純資金流入、国内株式が4カ月ぶり流入超過=投信協会

 14日に発表された投資信託協会の統計によると、17年7月の株式投信(単位型含む)への資金流出入(設定から解約・償還を差し引いた増減)は8177億円の流入超過と、2カ月連続の純資金流入となった。月末の純資産残高は前月比5544億円増の88兆6018億円と、6カ月連続で過去最高となった。

 株式投信のうち国内資産に投資するファンド全体では4458億円の流入超過と、4カ月ぶりの純資金流入となった。国内株式に投資するファンドが流入超過に転じ、全体も流入超過となった。国内株式に投資するファンドは4455億円の流入超過となり、4カ月ぶりの純資金流入となった。解約額が前月比で大幅に減少(8887億円減)した。国内REIT(不動産投資信託)に投資するファンドは19億円の流入超過と4カ月ぶりの純資金流入となった。7月の国内REIT市場は、東証REIT指数が長期金利の上昇を受けて一時約1年10カ月ぶりの安値を付けたが、長期金利の上昇一服後は割安感からの買いが優勢となった。国内資産複合型は95億円の流入超過と27カ月連続の純資金流入となった。一方、国内債券は120億円の流出超過と2カ月ぶりの純資金流出となった。

 株式投信のうち海外資産に投資するファンド全体では965億円の流入超過と、7カ月連続の純資金流入となった。海外資産を分類別に見ると、海外株式に投資するファンドは852億円の流入超過と6カ月連続の純資金流入となった。海外債券に投資するファンドは103億円の流入超過と7カ月連続の純資金流入となった。海外資産複合型のファンドも385億の流入超過と16カ月連続の純資金流入となった。一方、海外REITに投資するファンドは、132億円の流出超過と2カ月連続の純資金流出となった。

 また、17年7月の公募投信全体(株式投信+公社債投信)への資金流出入は8858億円の流入超過と、3カ月連続の純資金流入となった。月末の純資産残高は前月比6225億円増の102兆377億円と、2015年5月の102兆4574億円に次ぐ過去2番目の水準となった。
提供:モーニングスター社
Feature & Column 特集&コラム
  • 特集&コラム読み込み中です
このページのTOPへ
この情報は、ウエルスアドバイザー株式会社が信頼できると判断したデータにより作成しましたが、その正確性、安全性等について保証するものではありません。
また、このページは、投資判断の参考としての情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としてはいません。
このページで提供している情報、記事、画像、図表などの転用、販売、再配信は固く禁じます。

当サイトに表示されている広告の一部はヤフー株式会社に配信を委託しています。ヤフー株式会社から配信される広告が表示されるページを訪問した際には、ヤフー株式会社も同社のcookies情報を取得いたします。そこで収集されるcookies情報については当社に提供・開示されることはなく、ヤフー株式会社が定めるプライバシーの考え方にしたがって管理されます。くわしくはこちらをご覧ください。また、ヤフー株式会社から配信される行動ターゲティング広告についてはこちらをご覧下さい。