つみたて専用「野村つみたて外国株投信」などで「つみたてNISA」普及を強力にサポート=野村アセット
野村アセットマネジメントが設定・運用する「野村つみたて外国株投信」は、つみたてNISA(少額投資非課税制度)の対象商品だが、全世界の株式に投資する株価指数「MSCI ACWI(除く日本、円ベース)」に連動するインデックスファンドの中で、もっとも低い信託報酬が注目される。野村アセットマネジメントのつみたてNISAに関連するサービスについて、同社の投資信託営業企画部長の河邉隆宏氏に聞いた。
―「野村つみたて外国株投信」の運用コストを低く抑えられた理由は?
「野村つみたて外国株投信」は、日本を除く世界の株式市場の中・長期的な動きを捉える運用成果をめざす。「つみたて投資によってご購入される資金の運用を行うためのファンド」として10月2日に新規設定した。
つみたて専用として、運用コスト(信託報酬)を可能な限り低くした。投資家の方にとって、長期の積立投資の場合は運用コストが低い効果が期待できる。また、販売会社や運用会社では積立投資口座の利用を前提にすると、安定的に残高が積み上がることが期待できるため手数料水準の引き下げができる。
日経平均株価との連動をめざす「野村つみたて日本株投信」も10月3日に新規設定したが、「野村つみたて外国株投信」と「野村つみたて日本株投信」に両方投資していただくと、日本を含む全世界の株式に投資することができる。
―つみたてNISAの対象となるインデックスファンドの中での特徴は?
十分な資産規模のあるマザーファンドがそろっている。当社ではマザーファンドを通じて、直接、現地の株式に投資している。ETFや先物取引を使ったインデックスファンドもあるが、ETFなどの価格は取引市場での需給変動の影響を受ける。現地の株式に直接投資している当社のマザーファンドはストレートに市場の動きを反映できる。また、マザーファンドの資産規模も大きく、業界No.1水準の運用資産残高の為、コスト競争力のあるインデックスファンドを安定的に運用できる体制にある。
―インデックスファンドシリーズ「Funds−i」との違いは?
「野村つみたて」シリーズは、投資経験が少ない方、経験のない方にもわかりやすいシンプルな商品を提供する。目論見書や販売用資料においても、分かりやすい表現を心掛け、投資への理解を深めるきっかけになる商品群にしたいと考えている。
一方、「Funds−i」は、世界のさまざまなインデックスファンドに手軽に投資できるシリーズとして投資対象を広げている。「米国ハイ・イールド債券」や「米国株式配当貴族」など、幅広く充実したラインアップが特徴だ。つみたて&分散シミュレーション「投信アシスト」も含めて、ひとつの商品ブランドとして「Funds−i」を育てていく。シリーズの立ち位置が違うので異なる成長をするシリーズになると思う。
―つみたてNISA向けのサービスは?
つみたてNISAの専用ページを立ち上げて、資産運用の基礎や楽しさを伝えられるようなコンテンツを提供していく考えだ。すでに「始めよう、つみたてNISA」というパンフレットを作ったが、制度の概要や積立投資のメリットをポイントを絞って投資未経験の方にも分かりやすく伝えることにこだわって作っている。
また、販売会社のご意向をお聞きしながら、NISAや資産形成に関するセミナー、勉強会についても検討している。
―つみたてNISAへの期待は? また、今後の取り組みは?
今年5月に当社が実施した「つみたてNISAの意識調査」から推計されるつみたてNISAの市場規模は、利用者365万人、1人あたり月1.3万円として年間0.6兆円。20年間で11兆円程度と試算される。特に、投資未経験の方が「つみたてNISA」には関心をもっていることに期待を感じている。
「野村つみたて」シリーズは、「6資産均等バランス」を新規設定している。NISA口座で需要の強い「低リスク」「分散投資ファンド」という商品性に対応し、ラップサービス型のバランスファンド「のむラップ」など、バランス型商品の提供も今後検討している。既につみたてNISAの対象商品に登録している「Funds−i」シリーズのプロモーションも強化し、投資家層の拡大に尽力したい。
長年取り組んでいる投資啓発活動で様々なコンテンツやノウハウが蓄積している。これらを活用し、今の若者に親しみやすいデザイン、受け入れやすいアプローチを行うことでつみたてNISAを通じて、未来の投資家といえる資産形成層との接点を広げたいと考えている。
提供:モーニングスター社
―「野村つみたて外国株投信」の運用コストを低く抑えられた理由は?
「野村つみたて外国株投信」は、日本を除く世界の株式市場の中・長期的な動きを捉える運用成果をめざす。「つみたて投資によってご購入される資金の運用を行うためのファンド」として10月2日に新規設定した。
つみたて専用として、運用コスト(信託報酬)を可能な限り低くした。投資家の方にとって、長期の積立投資の場合は運用コストが低い効果が期待できる。また、販売会社や運用会社では積立投資口座の利用を前提にすると、安定的に残高が積み上がることが期待できるため手数料水準の引き下げができる。
日経平均株価との連動をめざす「野村つみたて日本株投信」も10月3日に新規設定したが、「野村つみたて外国株投信」と「野村つみたて日本株投信」に両方投資していただくと、日本を含む全世界の株式に投資することができる。
―つみたてNISAの対象となるインデックスファンドの中での特徴は?
十分な資産規模のあるマザーファンドがそろっている。当社ではマザーファンドを通じて、直接、現地の株式に投資している。ETFや先物取引を使ったインデックスファンドもあるが、ETFなどの価格は取引市場での需給変動の影響を受ける。現地の株式に直接投資している当社のマザーファンドはストレートに市場の動きを反映できる。また、マザーファンドの資産規模も大きく、業界No.1水準の運用資産残高の為、コスト競争力のあるインデックスファンドを安定的に運用できる体制にある。
―インデックスファンドシリーズ「Funds−i」との違いは?
「野村つみたて」シリーズは、投資経験が少ない方、経験のない方にもわかりやすいシンプルな商品を提供する。目論見書や販売用資料においても、分かりやすい表現を心掛け、投資への理解を深めるきっかけになる商品群にしたいと考えている。
一方、「Funds−i」は、世界のさまざまなインデックスファンドに手軽に投資できるシリーズとして投資対象を広げている。「米国ハイ・イールド債券」や「米国株式配当貴族」など、幅広く充実したラインアップが特徴だ。つみたて&分散シミュレーション「投信アシスト」も含めて、ひとつの商品ブランドとして「Funds−i」を育てていく。シリーズの立ち位置が違うので異なる成長をするシリーズになると思う。
―つみたてNISA向けのサービスは?
つみたてNISAの専用ページを立ち上げて、資産運用の基礎や楽しさを伝えられるようなコンテンツを提供していく考えだ。すでに「始めよう、つみたてNISA」というパンフレットを作ったが、制度の概要や積立投資のメリットをポイントを絞って投資未経験の方にも分かりやすく伝えることにこだわって作っている。
また、販売会社のご意向をお聞きしながら、NISAや資産形成に関するセミナー、勉強会についても検討している。
―つみたてNISAへの期待は? また、今後の取り組みは?
今年5月に当社が実施した「つみたてNISAの意識調査」から推計されるつみたてNISAの市場規模は、利用者365万人、1人あたり月1.3万円として年間0.6兆円。20年間で11兆円程度と試算される。特に、投資未経験の方が「つみたてNISA」には関心をもっていることに期待を感じている。
「野村つみたて」シリーズは、「6資産均等バランス」を新規設定している。NISA口座で需要の強い「低リスク」「分散投資ファンド」という商品性に対応し、ラップサービス型のバランスファンド「のむラップ」など、バランス型商品の提供も今後検討している。既につみたてNISAの対象商品に登録している「Funds−i」シリーズのプロモーションも強化し、投資家層の拡大に尽力したい。
長年取り組んでいる投資啓発活動で様々なコンテンツやノウハウが蓄積している。これらを活用し、今の若者に親しみやすいデザイン、受け入れやすいアプローチを行うことでつみたてNISAを通じて、未来の投資家といえる資産形成層との接点を広げたいと考えている。
提供:モーニングスター社