3月の投信概況:株式投信は5カ月連続の流入超、公募投信全体の年度末の残高は過去最高=投信協会

 12日に発表された投資信託協会の統計によると、18年3月の株式投信(単位型含む)への資金流出入(設定から解約・償還を差し引いた増減)は2兆2737億円の流入超過と、5カ月連続の純資金流入となった。月末の純資産残高は、前月比2449億円増の96兆9458億円と、2カ月ぶりに増加した。

 株式投信のうち国内資産に投資するファンド全体では1兆9695億円の流入超過と、5カ月連続の純資金流入となった。国内資産を分類別にみると、全分類で流入超過となった。国内株式に投資するファンドは1兆9202億円の流入超過と、5カ月連続の純資金流入となった。18年3月の国内株式市場では、米中貿易摩擦への懸念から、日経平均株価、TOPIX(東証株価指数)ともに続落したが、投資家の押し目買いの動きを背景に、国内株式に投資するファンドへの資金流入は継続した。国内REIT(不動産投資信託)に投資するファンドも375億円の流入超過と4カ月連続の純資金流入となった。国内債券は76億円の流入超過と3カ月ぶりの純資金流入となった。

 株式投信のうち海外資産に投資するファンド全体では834億円の流出超過と、7カ月連続の純資金流出となった。海外資産を分類別に見ると、海外債券に投資するファンドが887億円の流出超過と5カ月連続の純資金流出となった。海外REITに投資するファンドも565億円の流出超過と10カ月連続の純資金流出となった。一方、海外株式に投資するファンドは737億円の流入超過と14カ月連続の純資金流入、海外資産複合型のファンドは132億の流入超過と6カ月ぶりの純資金流入となった。

 また、18年3月の公募投信全体(株式投信+公社債投信)への資金流出入は1兆6574億円の流入超過と、11カ月連続の純資金流入となった。月末の純資産残高は前月比3714億円減の109兆2092億円と2カ月連続で減少したが、年度末の純資産残高としては過去最高となった。
提供:モーニングスター社
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