インデックスファンドにも“テーマ型ブーム”、ロボやAI、FANGなど

 テーマ型のインデックスファンドの設定が相次いでいる。14日には、ブラックロック・ジャパンが日本を含む世界のオートメーションおよびロボティクス関連企業の株式に投資するETF(上場投資信託)である「iシェアーズ オートメーション&ロボットETF」<2018111401>を設定したほか、15日には、三菱UFJ国際投信が12月3日にドローン、ナノテクノロジー、バーチャルリアリティをテーマとしたインデックスファンド3本を新たに設定すると発表した。

 10月末までの年初来で見ると、同期間に設定された国内公募追加型株式投資信託のインデックスファンド51本のうち11本がテーマ型と、約2割を占めている。対象となるテーマは、ロボやAI(人工知能)、フィンテック、バイオなど近年の技術革新により注目される分野が目立つ。こうしたテーマ型ファンドはアクティブファンドでいち早くブームが到来したが、その波がインデックスファンドにも広がっている格好だ。

 また、急成長のハイテク関連企業であるフェイスブック、アマゾン・ドット・コム、ネットフリックス、グーグル(アルファベット傘下)の頭文字を取ったFANGなどに投資する「FANG+インデックス・オープン」<2018030501>など、ユニークなインデックスファンドも登場。同ファンドは投資家の人気も比較的高く、年初来の累計の純資金流入額は64億円と、今年設定されたインデックスファンド51本中で第2位となっている。

 テーマ型のインデックスファンドの中には、特定セクターを投資対象とすることから銘柄数が比較的少なくなっているファンドも多く、その点は市場全体に幅広く分散投資する一般的なインデックスファンドとは異なる。

 一方、インデックスファンドの特徴である低コストはテーマ型ファンドでも同様だ。例えば、10月末時点でロボット関連株ファンド(ファンド名に「ロボ」を含むファンドで抽出)の信託報酬等(税込)はアクティブファンドの平均1.74%に対してインデックスファンドの「SMT MIRAIndex ロボ」<2018101901>は0.76%、「eMAXIS Neo ロボット」<2018080601>は0.78%と低水準に抑えられている。
提供:モーニングスター社
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