“ゴーン・ショック”揺れる日産―5%超利回り、好配当株ファンドが選好
20日の東京株式市場で日産自動車はカルロス・ゴーン会長の逮捕が売り材料となり、株価は前日比5.45%安と大幅に下落した。“ゴーン・ショック”に揺れる同社だが、経営の先行き不透明感が強まる中で株価は引き続き神経質な展開となりそうだ。
同社は日経平均株価やTOPIX、JPX日経インデックス400などの主要株価指数に採用されており、今後の株価動向次第では国内株式の運用に与える影響も無視できないものとなりそうだ。また、実績ベースでの配当利回りが10月末時点で5.4%と比較的高いことから、好配当株指数の構成銘柄となっている点も注目される。
好配当株指数の1つで、国内の一部のETF(上場投資信託)やインデックスファンドが連動対象とするMSCIジャパン高配当利回りインデックスの構成銘柄を見ると、9月末時点で同社株式は組入比率4.83%で第10位となっている。また、同じく好配当株指数のダウジョーンズ・日本・セレクト・ディビデンド30インデックスにおいても、10月末時点での組入比率は4.05%で第5位と高い。
また、国内投信市場でも、特に好配当株ファンドにおいて同社株式を組み入れるファンドが目立つ。10月末時点で、国内公募追加型株式投信の国内株式型アクティブファンドのうち、好配当株ファンド(ファンド名に「配当」を含むファンド)の純資産残高上位10ファンドを対象として直近の運用報告書に基づき同社株式の保有状況を調べた。
その結果、対象の好配当株ファンド10本すべてが同社株式を保有、さらに同社株式が組入銘柄トップ10に入るファンドは10本のうち半分の5本に上り、主要な投資先となっていることが分かった。今後の株価動向とファンドのパフォーマンスへの影響が注目される。
提供:モーニングスター社
同社は日経平均株価やTOPIX、JPX日経インデックス400などの主要株価指数に採用されており、今後の株価動向次第では国内株式の運用に与える影響も無視できないものとなりそうだ。また、実績ベースでの配当利回りが10月末時点で5.4%と比較的高いことから、好配当株指数の構成銘柄となっている点も注目される。
好配当株指数の1つで、国内の一部のETF(上場投資信託)やインデックスファンドが連動対象とするMSCIジャパン高配当利回りインデックスの構成銘柄を見ると、9月末時点で同社株式は組入比率4.83%で第10位となっている。また、同じく好配当株指数のダウジョーンズ・日本・セレクト・ディビデンド30インデックスにおいても、10月末時点での組入比率は4.05%で第5位と高い。
また、国内投信市場でも、特に好配当株ファンドにおいて同社株式を組み入れるファンドが目立つ。10月末時点で、国内公募追加型株式投信の国内株式型アクティブファンドのうち、好配当株ファンド(ファンド名に「配当」を含むファンド)の純資産残高上位10ファンドを対象として直近の運用報告書に基づき同社株式の保有状況を調べた。
その結果、対象の好配当株ファンド10本すべてが同社株式を保有、さらに同社株式が組入銘柄トップ10に入るファンドは10本のうち半分の5本に上り、主要な投資先となっていることが分かった。今後の株価動向とファンドのパフォーマンスへの影響が注目される。
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