セキュリティー関連が有望、「iTrust」は21日設定
ピクテ投信投資顧問の「iTrustセキュリティ」が12月21日から運用を開始する。当ファンドは、日本を含む世界のセキュリティ関連企業への投資を行う。セキュリティーは、防犯や食の安全といった従来からの対象に加えて、eコマース(電子商取引)の拡大や自動運転など自動車の電子化、さまざまなモノがインターネットに接続するIoT(モノのインターネット)の進展により、サイバー空間を含めて対象領域が急速に拡大する、有望な成長分野である。
2018年11月末時点で、モーニングスターが評価対象とする国内公募追加型株式投信のうち、ファンド名に「セキュリティ」を含むファンドは7本ある。うち国内株式型を除く3シリーズ6本が、「iTrustセキュリティ」と同様に日本を含む世界のセキュリティー関連企業に投資するタイプだ。このうち「ピクテ・セキュリティ・ファンド」は「iTrustセキュリティ」とマザーファンドが同じ。電子決済システムなどネットセキュリティー関連から自動運転関連、防犯関連、食の安全関連と幅広い分野を投資対象とするが、2018年10月末時点のポートフォリオを見ると、eコマースなど情報技術関連への投資比率が51.0%と高い。
他の2シリーズについて見ると、「グローバル・セキュリティ株式ファンド」が情報・身体・移動の安全関連企業と、「ピクテ・セキュリティ・ファンド」と同様に幅広い関連領域を対象とするが、2018年10月末時点では、情報技術(40.2%)に次いでヘルスケア関連への投資比率が20.5%(「ピクテ・セキュリティ・ファンド」は7.9%)と高めだ。また、「サイバーセキュリティ株式オープン」はソフトウエア・サービス関連への投資比率が76.1%と高い。いずれも設定からの期間が短い点には注意が必要であるが、投資対象分野の高成長性は魅力的である。
なお、「iTrustセキュリティ」は、「iTrustロボ」や「iTrustバイオ」に続く、ピクテ投信投資顧問の「iTrustノーロード」シリーズの9本目のファンドである。同シリーズはコストの安さで知られており、「iTrustセキュリティ」の信託報酬等(税込)は1.43%と世界のセキュリティ関連株に投資する6本の平均1.68%を下回る。
提供:モーニングスター社
2018年11月末時点で、モーニングスターが評価対象とする国内公募追加型株式投信のうち、ファンド名に「セキュリティ」を含むファンドは7本ある。うち国内株式型を除く3シリーズ6本が、「iTrustセキュリティ」と同様に日本を含む世界のセキュリティー関連企業に投資するタイプだ。このうち「ピクテ・セキュリティ・ファンド」は「iTrustセキュリティ」とマザーファンドが同じ。電子決済システムなどネットセキュリティー関連から自動運転関連、防犯関連、食の安全関連と幅広い分野を投資対象とするが、2018年10月末時点のポートフォリオを見ると、eコマースなど情報技術関連への投資比率が51.0%と高い。
他の2シリーズについて見ると、「グローバル・セキュリティ株式ファンド」が情報・身体・移動の安全関連企業と、「ピクテ・セキュリティ・ファンド」と同様に幅広い関連領域を対象とするが、2018年10月末時点では、情報技術(40.2%)に次いでヘルスケア関連への投資比率が20.5%(「ピクテ・セキュリティ・ファンド」は7.9%)と高めだ。また、「サイバーセキュリティ株式オープン」はソフトウエア・サービス関連への投資比率が76.1%と高い。いずれも設定からの期間が短い点には注意が必要であるが、投資対象分野の高成長性は魅力的である。
なお、「iTrustセキュリティ」は、「iTrustロボ」や「iTrustバイオ」に続く、ピクテ投信投資顧問の「iTrustノーロード」シリーズの9本目のファンドである。同シリーズはコストの安さで知られており、「iTrustセキュリティ」の信託報酬等(税込)は1.43%と世界のセキュリティ関連株に投資する6本の平均1.68%を下回る。
提供:モーニングスター社