インドネシア関連ファンド浮上、5ツ星に昇格したファンドが相次いだ背景は?
2018年11月末時点でモーニングスターレーティングが5ツ星に上昇した46本のうち最も上昇が目立ったのはアジア関連、中でもインドネシアに投資を行うファンド、もしくはインドネシアルピアの通貨選択型ファンドという結果となった。
最も純資産額が大きいファンドは同月末時点でモーニングスターカテゴリーが「国際株式・エマージング・複数国(為替ヘッジなし)」に属し、中国、インド、インドネシアの企業または当該各国で主な事業を展開する企業の上場株式等に原則として3分の1ずつ投資を行う「アムンディ・チャインドネシア株投信」<2010031201>である。また3本の通貨選択型(インドネシアルピア)ファンドが上昇する結果となった。
10月末までは対外収支の悪化や地震などの自然災害によりルピア安、海外への資金流出に見舞われた同国であるが、11月に入り、2013年11月以来となる政策金利の引き上げを行い、0.25%高い7.75%とした影響が大きい。また、政府債務残高比率が他のアセアン諸国と比べても高くなく、国家財政自体が悪化しているわけではない事などの要因も考えられ、「売られすぎ」との見方も働いた形だ。また、12月6日には「一帯一路」を活用し中国の投資家に対し、最大600億ドル規模の新たなプロジェクトを提案していることが明らかになるなど、新しい動きも伝わっており注目される。
また、債券ファンドについても見逃せない。2018年11月末現在「インドネシア」の名称を有する債券ファンドは20本(内10本はインドネシアルピアの通貨選択型ファンド)となっている。内19本はモーニングスターレーティングが付与されており、内5ツ星ファンドが8本、平均レーティングは4.3と高い水準となっている。
提供:モーニングスター社
最も純資産額が大きいファンドは同月末時点でモーニングスターカテゴリーが「国際株式・エマージング・複数国(為替ヘッジなし)」に属し、中国、インド、インドネシアの企業または当該各国で主な事業を展開する企業の上場株式等に原則として3分の1ずつ投資を行う「アムンディ・チャインドネシア株投信」<2010031201>である。また3本の通貨選択型(インドネシアルピア)ファンドが上昇する結果となった。
10月末までは対外収支の悪化や地震などの自然災害によりルピア安、海外への資金流出に見舞われた同国であるが、11月に入り、2013年11月以来となる政策金利の引き上げを行い、0.25%高い7.75%とした影響が大きい。また、政府債務残高比率が他のアセアン諸国と比べても高くなく、国家財政自体が悪化しているわけではない事などの要因も考えられ、「売られすぎ」との見方も働いた形だ。また、12月6日には「一帯一路」を活用し中国の投資家に対し、最大600億ドル規模の新たなプロジェクトを提案していることが明らかになるなど、新しい動きも伝わっており注目される。
また、債券ファンドについても見逃せない。2018年11月末現在「インドネシア」の名称を有する債券ファンドは20本(内10本はインドネシアルピアの通貨選択型ファンド)となっている。内19本はモーニングスターレーティングが付与されており、内5ツ星ファンドが8本、平均レーティングは4.3と高い水準となっている。
提供:モーニングスター社