「国際債券・オセアニア(為替ヘッジなし)」、毎月決算型の半分がこの1年で分配金引き下げ

 「三菱UFJ/AMP オーストラリア・ハイインカム債券ファンド(毎月決算型)」<2012120701>が12月7日、1万口当たりの分配金を60円から40円に引き下げた。為替相場で豪ドルが対円で下落したことから、2018年11月末時点における同ファンドの2018年初からの基準価額(分配金再投資ベース)は4.13%下落している。同ファンドの分配金引き下げにより、2018年11月末時点でモーニングスターカテゴリー「国際債券・オセアニア(為替ヘッジなし)」に属する毎月決算型ファンド26本のうち、直近1年で半分の13ファンドが分配金を引き下げたことなる。

 また、同カテゴリーに属するファンドの2018年11月末時点の純資産額の合計は1兆695億円と1年前の2017年11月末時点と比べて2169億円減少した。2018年3月と11月の2度分配金を引き下げている「ハイグレード・オセアニア・ボンド・オープン(毎月分配型)」<2003061301>が減少額でトップとなり、4月に分配金を引き下げた「みずほ 豪ドル債券ファンド」<2003103002>が続いた。

 米国との貿易摩擦による中国の景気減速懸念を背景に、債券にリスク回避の買いが向かうことも想定されるが、同時に、為替相場で豪ドル安・円高に振れるリスクに注視する必要があろう。
提供:モーニングスター社
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