三菱UFJ国際投信、3月1日からネット直販「mattoco」の提供開始
三菱UFJ国際投信は3月1日から、インターネットを通じた投資信託の直接販売サービス「三菱UFJ国際投信ダイレクト(愛称:mattoco=マットコ)」の提供を開始した。同社取締役社長の松田通氏は、「今後、デジタルネイティブと呼ばれる若い世代が資産形成の中核を担ってくると期待され、投信ネット販売の一段の拡大が見込まれ、当社も直接販売に取り組むことで市場の拡大に寄与したい。また、Webマーケティングに直接取り組むことによって蓄積されるノウハウを既存の販売会社にフィードバックできるよう、ネットでの広告宣伝にさまざまなチャレンジをしていきたい」と語った。
松田氏は、「過去5年で公募投信残高は横ばいだったが、ネット向け専用投信の残高は約6倍に伸びた。これは、小売市場においてeコマースが拡大し、ネットバンキングが伸びていることと同じことといえ、今のタイミングでは様々なプレイヤーが参加することによって市場のすそ野拡大につながる」と、直販参入の狙いを語った。「アメリカでは、運用会社による直販が、市場全体の20%程度を占める市場となっている。日本も、いずれそのような時代が訪れるだろう。直販が1年、2年で収益化できるとは思わないが、5年、10年をかけて育成する覚悟だ」とした。
当初の取り扱いファンドは17本。業界最低水準の運用管理費用(信託報酬)をめざす「eMAXIS Slim」シリーズ11本、「eMAXIS 最適化バランス」シリーズ5本。そして、mattoco専用ファンドである日本株アクティブファンドの「これぞ、日本株」。積立投資、および、スポット投資に対応し、5000円から投資を開始できる。
同社執行役員の土肥武史氏は、サービスの愛称「mattoco(マットコ)」について、「日々の値動きに一喜一憂せず、気長に“待っておく”という意味を込めるとともに、投資の目的=的(マト)をコレクションするような楽しみを提供したいという“マトのコレクション”という意味を持たせた」と語った。
mattocoでは、投資の目的(短期留学、子どもの学資、旅行、老後など)に応じ、つみたて期間や積立金額によって、目的を満たす可能性が相応にあると判断されるファンドを複数表示する「mattocoチョイス」というロボアドバイザー機能を提供。また、目標達成までどのくらい近づいてきたかという達成率が一目でわかる「目的コレクション」を提供する。「長期や短期など複数の目標を持っていただいて、mattocoを使った資産形成を楽しんでいただきたい」(土肥氏)としている。
また、オウンドメディアとして「mattoco Life」を開設し、お金や仕事の話を分かりやすい記事として様々に情報発信していく。まずは、投資を始めていない現役世帯向けに「学資投資」という考え方を提案する。「資産形成のきっかけのひとつに、子どもが生まれたので、子どものために学資を用意するということがあるが、これまでは、この分野には『学資保険』しかなかった。学資保険のお金を増やす機能の魅力が薄れてきているので、投信を使った長期の積立投資で学資を準備することを考えていただきたい」(土肥氏)と、子どもの教育に関する様々なコンテンツを積極的に発信していく考えだ。
土肥氏は、口座獲得の目標について「毎年1万口座程度が着実に積み上がっていくようなイメージで増やしたい」とした。「産直商品に関心の高い消費者がいらっしゃるように、メーカー直販に価値を見出してくださるお客さまはいらっしゃると思う。また、投信の保有世帯は、これからどんどん伸びていくと思う。これまで投信を使っていない多くの方々に、投信に興味を持っていただき、実際に投資していただくには、どのようなアプローチが相応しいのかについて、様々なネット広告の手法を使って効果的な方法を探っていきたい。そこで得たノウハウは、既存の販売会社と共有し、投信市場全体のパイが拡大するために役立ちたいと考えている」と語っていた。
提供:モーニングスター社
松田氏は、「過去5年で公募投信残高は横ばいだったが、ネット向け専用投信の残高は約6倍に伸びた。これは、小売市場においてeコマースが拡大し、ネットバンキングが伸びていることと同じことといえ、今のタイミングでは様々なプレイヤーが参加することによって市場のすそ野拡大につながる」と、直販参入の狙いを語った。「アメリカでは、運用会社による直販が、市場全体の20%程度を占める市場となっている。日本も、いずれそのような時代が訪れるだろう。直販が1年、2年で収益化できるとは思わないが、5年、10年をかけて育成する覚悟だ」とした。
当初の取り扱いファンドは17本。業界最低水準の運用管理費用(信託報酬)をめざす「eMAXIS Slim」シリーズ11本、「eMAXIS 最適化バランス」シリーズ5本。そして、mattoco専用ファンドである日本株アクティブファンドの「これぞ、日本株」。積立投資、および、スポット投資に対応し、5000円から投資を開始できる。
同社執行役員の土肥武史氏は、サービスの愛称「mattoco(マットコ)」について、「日々の値動きに一喜一憂せず、気長に“待っておく”という意味を込めるとともに、投資の目的=的(マト)をコレクションするような楽しみを提供したいという“マトのコレクション”という意味を持たせた」と語った。
mattocoでは、投資の目的(短期留学、子どもの学資、旅行、老後など)に応じ、つみたて期間や積立金額によって、目的を満たす可能性が相応にあると判断されるファンドを複数表示する「mattocoチョイス」というロボアドバイザー機能を提供。また、目標達成までどのくらい近づいてきたかという達成率が一目でわかる「目的コレクション」を提供する。「長期や短期など複数の目標を持っていただいて、mattocoを使った資産形成を楽しんでいただきたい」(土肥氏)としている。
また、オウンドメディアとして「mattoco Life」を開設し、お金や仕事の話を分かりやすい記事として様々に情報発信していく。まずは、投資を始めていない現役世帯向けに「学資投資」という考え方を提案する。「資産形成のきっかけのひとつに、子どもが生まれたので、子どものために学資を用意するということがあるが、これまでは、この分野には『学資保険』しかなかった。学資保険のお金を増やす機能の魅力が薄れてきているので、投信を使った長期の積立投資で学資を準備することを考えていただきたい」(土肥氏)と、子どもの教育に関する様々なコンテンツを積極的に発信していく考えだ。
土肥氏は、口座獲得の目標について「毎年1万口座程度が着実に積み上がっていくようなイメージで増やしたい」とした。「産直商品に関心の高い消費者がいらっしゃるように、メーカー直販に価値を見出してくださるお客さまはいらっしゃると思う。また、投信の保有世帯は、これからどんどん伸びていくと思う。これまで投信を使っていない多くの方々に、投信に興味を持っていただき、実際に投資していただくには、どのようなアプローチが相応しいのかについて、様々なネット広告の手法を使って効果的な方法を探っていきたい。そこで得たノウハウは、既存の販売会社と共有し、投信市場全体のパイが拡大するために役立ちたいと考えている」と語っていた。
提供:モーニングスター社