前週の流入額上位−返り咲き4ファンド中3ファンドがREITファンド、日米REIT高

 国内公募追加型株式投信(確定拠出年金専用、ファンドラップ専用、およびETF除く)を対象として、モーニングスター推計値に基づいて前週(20年5月18−22日)の純資金流出入額を確認したところ、純資金流入額の上位10ファンド中6ファンドが前々週(20年5月7−8日、5月11−15日の合計)に続いて上位10位内となり、4ファンドが返り咲いた。

 前週の純資金流入額トップは、69億円の純資金流入となった「ティー・ロウ・プライス 米国成長株式ファンド」(愛称:アメリカン・ロイヤルロード)で、2週ぶりのトップとなった。同ファンドは設定月の19年12月を始め、20年3月、20年4月と月次の純資金流入額が国内公募追加型株式投信でトップとなるなど、設定来高水準の資金流入が継続。5月21日には純資産残高が3000億円を突破した。

 同ファンドのほか、前々週トップの「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」、「netWIN GSテクノロジー株式ファンド Bコース(為替ヘッジなし)」、「ダイワ J−REITオープン(毎月分配型)」、「マンAHLスマート・レバレッジ戦略ファンド」(愛称:スマレバ)、「ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド(毎月分配型)」が前々週に続いてランクインした。

 前週返り咲いたのは、「グローバル・プロスペクティブ・ファンド」(愛称:イノベーティブ・フューチャー)、「ダイワ・US−REIT・オープン(毎月決算型)Bコース(為替ヘッジなし)」、「J−REIT・リサーチ・オープン(毎月決算型)」、「フィデリティ・USリート・ファンドB(為替ヘッジなし)」の4ファンド。「グローバル・プロスペクティブ・ファンド」と「J−REIT・リサーチ・オープン(毎月決算型)」は2週ぶり、「ダイワ・US−REIT・オープン(毎月決算型)Bコース(為替ヘッジなし)」は3週ぶり、「フィデリティ・USリート・ファンドB(為替ヘッジなし)」は4週ぶりにランクインした。

 前週は、米国REIT市場の動向を示す「FTSE NAREIT オール・エクイティ・REIT指数」(米ドルベース)が6.80%上昇(NYダウの上昇率は3.29%)、東証REIT指数が4.29%上昇(日経平均株価の上昇率は1.75%)。日米REIT指数が大きく上昇する中で、REITに投資するファンドが返り咲き4ファンドのうち3ファンドを占めた。

 一方、「米国分散投資戦略ファンド(5倍コース)」、「楽天・全米株式インデックス・ファンド」(愛称:楽天・バンガード・ファンド(全米株式))、「<購入・換金手数料なし>ニッセイ 外国株式インデックスファンド」、「eMAXIS Slim先進国株式インデックス」がランク外となった。
提供:モーニングスター社
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