国際投信のグロソブが4兆円割れ

 国内最大のファンド、国際投信投資顧問の「グローバル・ソブリン・オープン(毎月決算型)」<1997121801>の1月27日時点の純資産残高が3兆9971億円と、4兆円の大台を割り込んだ。09年の1年間の純資金流出は4444億円となっている。
 同ファンドは08年8月以降急激に基準価格が落ち込み、09年1月には分配金を30円(課税前)に引き下げていた。09年2月に月間で634億円と最も大きく純資金が流出しており、分配金の引き下げの影響を受けていることがうかがえる。一方で、09年8月には分配金を35円(同)に引き上げており、09年9月には月間で110億円まで純資金流出額が減少していたが、10月以降は再び純資金流出額が増加した。12月の月間では404億円の純資金流出となっている。
 09年は「通貨選択型」ファンドなど、より高い分配金を出すファンドが数多く設定され、資金流入額が多かったことから、これらのファンドに資金が流れたものと見られる。
提供:モーニングスター社
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