「ダイワ・ロシア株ファンド」―09年のリターンは160%超、機動的な銘柄入れ替えが高リターンに(1)
大和投資信託が08年2月から運用を行っている「ダイワ・ロシア株ファンド」<2008022601>。08年末にかけては世界的な金融市場の調整、原油価格の下落、グルジア問題の大きな影響を受けて下落したものの、09年にはその反動もあり大きくロシアの株価は上昇した。09年にロシア・東欧株式を中心に投資するファンド(全15本、2009年12月末時点で運用開始から1年超が経過したファンド)は平均で113%と大きく上昇したが、中でも「ダイワ・ロシア株ファンド」の09年末時点での年間トータルリターンは160.24%と大きく上昇し、全体(2831ファンド)でも3番目の年間上昇率となった。「ダイワ・ロシア株ファンド」の販売会社は大和証券。1月22日時点の純資産総額は149億7500万円。決算は年2回(2月20日、8月20日)。
「ダイワ・ロシア株ファンド」は、マザーファンドへの投資を通じ主にロシア株式(預託証券<DR>、米ドル建て株式を含む)に投資する。「設定当初から金融、通信、小売などといった内需関連の銘柄に注目している」(エクイティ外国運用部)という。マザーファンドの外貨建て資産の運用については、ドイツの運用会社デカ・インベストメント社に運用権限を委託する。デカ・インベストメントはドイツ国内での純資産総額が最大の金融グループである「貯蓄銀行グループ」の最上部決済銀行であるデカバンクの100%子会社。同国有数のユニバーサルバンクとしてアセットマネジメント事業も展開している。ロシア・東欧への投資については、01年からロシア・東欧株式ファンドの運用を開始するなど過去の実績も有しており、独とロシアは地理的にも近く、現地の企業情報などにも精通しているという。中でも、同ファンドの担当ファンドマネジャーは10年超の運用経験を有し、ロシア株に精通。運用チーム自体は8人(EMEA<ロシア、東欧、中東、アフリカ>地域を担当)と厚みのある運用体制を構築している。「ロシア株式市場自体は新興市場ということもあり、株式売買にもノウハウが必要」(同)と2人のトレーディング担当者もチームに加わっている点が特徴となっている。
提供:モーニングスター社
「ダイワ・ロシア株ファンド」は、マザーファンドへの投資を通じ主にロシア株式(預託証券<DR>、米ドル建て株式を含む)に投資する。「設定当初から金融、通信、小売などといった内需関連の銘柄に注目している」(エクイティ外国運用部)という。マザーファンドの外貨建て資産の運用については、ドイツの運用会社デカ・インベストメント社に運用権限を委託する。デカ・インベストメントはドイツ国内での純資産総額が最大の金融グループである「貯蓄銀行グループ」の最上部決済銀行であるデカバンクの100%子会社。同国有数のユニバーサルバンクとしてアセットマネジメント事業も展開している。ロシア・東欧への投資については、01年からロシア・東欧株式ファンドの運用を開始するなど過去の実績も有しており、独とロシアは地理的にも近く、現地の企業情報などにも精通しているという。中でも、同ファンドの担当ファンドマネジャーは10年超の運用経験を有し、ロシア株に精通。運用チーム自体は8人(EMEA<ロシア、東欧、中東、アフリカ>地域を担当)と厚みのある運用体制を構築している。「ロシア株式市場自体は新興市場ということもあり、株式売買にもノウハウが必要」(同)と2人のトレーディング担当者もチームに加わっている点が特徴となっている。
提供:モーニングスター社