「ファンド オブ ザ イヤー2020」発表迫る、前回受賞ファンドは2020年も好パフォーマンス

 モーニングスターは2月1日に、「ファンド オブ ザ イヤー2020」を発表する。「ファンド オブ ザ イヤー」はモーニングスターが毎年、国内の追加型株式投資信託から優れた運用実績とマネジメントを持つファンドを選考したもので、今回で22回目となる。『2020』の発表を前に、前回の「ファンド オブ ザ イヤー2019」受賞ファンドのパフォーマンスを振り返ってみた。

 前回は、9部門で最優秀ファンド賞8ファンド、優秀ファンド賞33ファンド、合計41ファンドが選出された。受賞41ファンドの2020年の1年間のトータルリターンを見ると、約7割(68.29%)の28ファンドが、その属するモーニングスターカテゴリーの平均を上回った。国内公募追加型全ファンドでカテゴリー平均を上回ったファンドの比率は48.63%であり、両者の間には約20ポイントの差が見られた。

 また、2020年12月末までの過去3年間、過去5年間のトータルリターン(いずれも年率)について、カテゴリー平均を上回った比率を見ると、受賞ファンドは過去3年間が94.44%(3年リターンのある36本中34本)、過去5年間が92.59%(5年リターンのある27本中25本)に達した。国内全ファンドはそれぞれ49.97%、43.08%であり、受賞ファンドの優勢ぶりが際立つ。

 優れた運用体制を支えに中長期的に優れた運用成績を有する受賞ファンドが、コロナショックに大揺れとなった2020年も相対的に良好なパフォーマンスを維持したと言えよう。

 受賞ファンドの中でも、2020年の1年間のトータルリターンがカテゴリー内で上位となった3ファンドは、「国際株式型(特定地域)部門」最優秀ファンド賞であったアセットマネジメントOneの「新興国ハイクオリティ成長株式ファンド」(愛称:未来の世界(新興国))、「国内株式型部門」最優秀ファンド賞であった野村アセットマネジメントの「情報エレクトロニクスファンド」、「バランス(安定)型部門」の優秀ファンド賞であったラッセル・インベストメントの「ラッセル・インベストメント・グローバル・バランス安定型」(愛称:ライフポイント安定型)。

 「新興国ハイクオリティ成長株式ファンド」の20年1年間のトータルリターンは43.10%となりカテゴリー「国際株式・エマージング・複数国(為替ヘッジなし)」内で上位2%(181本中2位)、「情報エレクトロニクスファンド」は37.39%でカテゴリー「国内大型グロース」内で上位2%(207本中3位)、「ラッセル・インベストメント・グローバル・バランス安定型」は6.30%でカテゴリー内上位4%(143本中5位)となった。
提供:モーニングスター社
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