前週の流入額上位−「デジタル・トランスフォーメーション株式ファンド」が3週ぶりトップ

 国内公募追加型株式投信(確定拠出年金専用、ファンドラップ専用、およびETF除く)を対象として、モーニングスター推計値に基づいて前週(2021年1月25−29日)の純資金流出入額を確認したところ、純資金流入額の上位10ファンド中8ファンドが前々週(2021年1月18−22日)に続いて上位10位内となり、「日経225ノーロードオープン」と「グローバルAIファンド(予想分配金提示型)」が上位10位内に返り咲いた。

 前週の流入額でトップとなったのは、「デジタル・トランスフォーメーション株式ファンド」(愛称:ゼロ・コンタクト)。純資金流入額は192億円で、20年12月28日−21年1月8日以来3週ぶりにトップとなった。日本を含む世界のゼロ・コンタクト・ビジネス(非接触型ビジネス)関連企業の株式に投資する同ファンドは、20年7月の設定から高水準の資金流入が継続。21年1月29日時点の純資産残高は5464億円で、国内ファンド全体で第10位となっている。

 このほか前々週に続いてランクインした7ファンドは、「グローバル・プロスペクティブ・ファンド」(愛称:イノベーティブ・フューチャー)「グローバルESGハイクオリティ成長株式ファンド(為替ヘッジなし)」(愛称:未来の世界(ESG))「次世代通信関連 アジア株式戦略ファンド」(愛称:THE ASIA 5G)「グローバル・ロボティクス株式ファンド(年2回決算型)」「投資のソムリエ」「アライアンス・バーンスタイン・世界SDGs株式ファンド(資産成長型)」「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型」。

 前週新規にランクインした「日経225ノーロードオープン」は20年10月26−30日以来、「グローバルAIファンド(予想分配金提示型)」は20年12月28日−21年1月8日の返り咲きとなった。このうち、「日経225ノーロードオープン」は、日経平均株価(日経225)連動型のインデックスファンド。日経225連動型ファンドは、株式投資のように安く買って高く売ろうとする逆張りスタンスの投資家が多いと言われる。前週の日経平均株価が利益確定売りや米国株安の波及などを受けて前週比−3.38%と急反落する中で、資金が向かったとみられる。日経225連動型全体でみると前週は268億円の純資金流入となり、週間の流出入額は直近半年間(20年8月−21年1月)で最大となった。

 前々週ランクインしたファンドのうち、「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Cコース毎月決算型(為替ヘッジあり)予想分配金提示型」「GRAN NEXT テクノロジー」がランク外となった。
提供:モーニングスター社
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