前週の流入額上位−新規設定の「テトラ・ネクスト」がトップ、5ファンドが新規ランクイン
国内公募追加型株式投信(確定拠出年金専用、ファンドラップ専用、およびETF除く)を対象として、モーニングスター推計値に基づいて前週(2021年2月1−5日)の純資金流出入額を確認したところ、純資金流入額の上位10ファンド中5ファンドが前々週(2021年1月25−29日)に続いて上位10位内となり、新規設定の「テトラ・ネクスト」など5ファンドが新規にランクインした。
前週の流入額でトップとなったのは、2月5日に新規設定された三井住友DSアセットマネジメントの「テトラ・ネクスト」で、185億円の純資金流入となった。同ファンドは、ナスダック100先物を機動的に活用。米国の新興企業向け株式市場において日中に発生するトレンドを始め、月初トレンド、月中トレンド、月末トレンドという4つのトレンドに着目し、トレンドを捉える4つの戦略を組み合わせることで、同市場の上昇・下落両局面における収益の獲得を目指す。
このほかに新規にランクインしたのは、ティー・ロウ・プライス・ジャパンの「ティー・ロウ・プライス グローバル・テクノロジー株式ファンド」の「Aコース(為替ヘッジあり)」と「Bコース(為替ヘッジなし)」、三菱UFJ国際投信の「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」、明治安田アセットマネジメントの「明治安田米国中小型成長株式ファンド」。「ティー・ロウ・プライス グローバル・テクノロジー株式ファンド」の2ファンドはともに設定時の20年9月28日−10月2日以来、「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」は20年12月28日−21年1月8日以来、「明治安田米国中小型成長株式ファンド」は20年以降で見て初めてのランクインとなった。
「ティー・ロウ・プライス グローバル・テクノロジー株式ファンド」は、日本や新興国を含む世界の企業の中から、情報技術の開発・進化・活用により高成長が見込まれ、同分野のリーディングカンパニーと判断した企業の株式に投資する。20年12月末時点国別比率上位は、米国66.88%、シンガポール5.15%、台湾5.04%。組入銘柄数は54で、組入比率上位は、オンラインゲームやネット通販を手掛けるシンガポールの『シー』(組入比率5.15%)、米電子商取引(EC)大手の『アマゾン・ドット・コム』(同4.55%)、ECシステムを手掛けるカナダの『ショッピファイ』(同4.16%)となっている。
「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」は、S&P500指数(配当込み、円換算ベース)の値動きに連動することを目指すインデックスファンド。前週の米国株式市場でS&P500指数が過去最高値を更新するなど上昇する中で、資金流入が加速した。
「明治安田米国中小型成長株式ファンド」は、成長性が高いと判断した米国中小型株式に投資する。実質的な運用は、米国のアライアンス・バーンスタイン・エル・ピーが担う。20年12月末時点の組入銘柄数は95で、組入比率上位は、企業向けクラウドホスティングサービスの『モンゴDB』(組入比率1.9%)、スマホ向けOLED(有機発光ダイオード)などを手掛ける『ユニバーサル・ディスプレイ』(同1.8%)、半導体製造会社向けにエコシステムなどを提供する『インテグリス』(同1.8%)。21年1月末時点の過去5年間のトータルリターン(年率)は21.00%とモーニングスターカテゴリー「国際株式・北米(為替ヘッジなし)」平均の9.03%を11.97%上回り、カテゴリー内上位6%(131本中7位)となっている。
前々週に続いてランクインした5ファンドは、「デジタル・トランスフォーメーション株式ファンド」(愛称:ゼロ・コンタクト)「グローバル・プロスペクティブ・ファンド」(愛称:イノベーティブ・フューチャー)「投資のソムリエ」、「グローバルESGハイクオリティ成長株式ファンド(為替ヘッジなし)」(愛称:未来の世界(ESG))「次世代通信関連 アジア株式戦略ファンド」(愛称:THE ASIA 5G)。
一方、前々週ランクインしたファンドのうち、「日経225ノーロードオープン」「グローバル・ロボティクス株式ファンド(年2回決算型)」「グローバルAIファンド(予想分配金提示型)」「アライアンス・バーンスタイン・世界SDGs株式ファンド(資産成長型)」「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型」がランク外となった。
提供:モーニングスター社
前週の流入額でトップとなったのは、2月5日に新規設定された三井住友DSアセットマネジメントの「テトラ・ネクスト」で、185億円の純資金流入となった。同ファンドは、ナスダック100先物を機動的に活用。米国の新興企業向け株式市場において日中に発生するトレンドを始め、月初トレンド、月中トレンド、月末トレンドという4つのトレンドに着目し、トレンドを捉える4つの戦略を組み合わせることで、同市場の上昇・下落両局面における収益の獲得を目指す。
このほかに新規にランクインしたのは、ティー・ロウ・プライス・ジャパンの「ティー・ロウ・プライス グローバル・テクノロジー株式ファンド」の「Aコース(為替ヘッジあり)」と「Bコース(為替ヘッジなし)」、三菱UFJ国際投信の「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」、明治安田アセットマネジメントの「明治安田米国中小型成長株式ファンド」。「ティー・ロウ・プライス グローバル・テクノロジー株式ファンド」の2ファンドはともに設定時の20年9月28日−10月2日以来、「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」は20年12月28日−21年1月8日以来、「明治安田米国中小型成長株式ファンド」は20年以降で見て初めてのランクインとなった。
「ティー・ロウ・プライス グローバル・テクノロジー株式ファンド」は、日本や新興国を含む世界の企業の中から、情報技術の開発・進化・活用により高成長が見込まれ、同分野のリーディングカンパニーと判断した企業の株式に投資する。20年12月末時点国別比率上位は、米国66.88%、シンガポール5.15%、台湾5.04%。組入銘柄数は54で、組入比率上位は、オンラインゲームやネット通販を手掛けるシンガポールの『シー』(組入比率5.15%)、米電子商取引(EC)大手の『アマゾン・ドット・コム』(同4.55%)、ECシステムを手掛けるカナダの『ショッピファイ』(同4.16%)となっている。
「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」は、S&P500指数(配当込み、円換算ベース)の値動きに連動することを目指すインデックスファンド。前週の米国株式市場でS&P500指数が過去最高値を更新するなど上昇する中で、資金流入が加速した。
「明治安田米国中小型成長株式ファンド」は、成長性が高いと判断した米国中小型株式に投資する。実質的な運用は、米国のアライアンス・バーンスタイン・エル・ピーが担う。20年12月末時点の組入銘柄数は95で、組入比率上位は、企業向けクラウドホスティングサービスの『モンゴDB』(組入比率1.9%)、スマホ向けOLED(有機発光ダイオード)などを手掛ける『ユニバーサル・ディスプレイ』(同1.8%)、半導体製造会社向けにエコシステムなどを提供する『インテグリス』(同1.8%)。21年1月末時点の過去5年間のトータルリターン(年率)は21.00%とモーニングスターカテゴリー「国際株式・北米(為替ヘッジなし)」平均の9.03%を11.97%上回り、カテゴリー内上位6%(131本中7位)となっている。
前々週に続いてランクインした5ファンドは、「デジタル・トランスフォーメーション株式ファンド」(愛称:ゼロ・コンタクト)「グローバル・プロスペクティブ・ファンド」(愛称:イノベーティブ・フューチャー)「投資のソムリエ」、「グローバルESGハイクオリティ成長株式ファンド(為替ヘッジなし)」(愛称:未来の世界(ESG))「次世代通信関連 アジア株式戦略ファンド」(愛称:THE ASIA 5G)。
一方、前々週ランクインしたファンドのうち、「日経225ノーロードオープン」「グローバル・ロボティクス株式ファンド(年2回決算型)」「グローバルAIファンド(予想分配金提示型)」「アライアンス・バーンスタイン・世界SDGs株式ファンド(資産成長型)」「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型」がランク外となった。
提供:モーニングスター社