JPモルガン「JPM世界鉄道関連株投信」は世界の鉄道関連株に投資、当初募集金額は1139億円超(2)

 JPモルガン・アセット・マネジメントの「JPM世界鉄道関連株投信」<2010012601>は、世界の鉄道関連株を主要投資対象とするファンド。
 運用体制においては、北米、新興国、アジア・太平洋、日本、欧州とJPモルガンAMグループの各地域のアナリストによる個別の企業情報をベースに、グローバル株式チームのグローバル資本財・運輸セクター・アナリストとファンドマネジャーが意見を交換しながら銘柄を決定する。
 具体的な鉄道関連株の候補としては、(1)鉄道インフラを保有し、輸送量の増加によるメリットを受けることができる「鉄道事業者」(2)信号設備、運行システム等などを提供する「鉄道施設メーカー」(3)鉄道車両部品を提供する「鉄道部品メーカー」(4)「鉄道車両メーカー」、などがある。投資対象のユニバースは現状100銘柄から150銘柄となるが、今後は新興国を中心に拡大する見込み。実際のポートフォリオは50銘柄程度で構成される見通し。
 運用を担当するファンドマネジャーは日本株の運用経験も持つベテランが担当、ボトムアップを中心とした銘柄の積み上げが基本となり、「基本的には各企業の利益の成長性を重視していく」(同)との方針だ。
 09年11月時点でのモデル・ポートフォリオの国別配分では、中国18.0%、フランス17.5%、米国16.5%、日本13.5%などとなっており、先進国を中心に新興国も投資対象に加わる形となっている。日本の株式への投資比率も比較的高く、参考銘柄ではJR東海などが入っている。
 オバマ米大統領は「グリーン・ニューディール」政策の一環として09年4月には全米10路線の高速鉄道開発計画を発表、「モーダルシフト」が進むとの見方から鉄道株に注目が集まったが、実際バークシャー・ハザウェイが買収する米鉄道大手バーリントン・ノーザン・サンタフェは今回の「JPM世界鉄道関連株投信」の想定ポートフォリオの中に入っていたといい、今回のバフェット氏による同社の買収発表で、「(鉄道関連株への投資が)確信に変わった」(投資信託部)という。

主な購入費用など
 申込単位:一般コース(1万口以上1万口単位)、自動けいぞく投資コース(1万円以上1円単位)
 申込手数料(税込み):3.675%(マネープールはなし)
 信託報酬率(税込み):1.7325%
 信託財産留保額:なし
 スイッチング手数料(税込み):1.8375%(ただし、マネープールへのスイッチングは無料)
提供:モーニングスター社
Feature & Column 特集&コラム
  • 特集&コラム読み込み中です
このページのTOPへ
この情報は、ウエルスアドバイザー株式会社が信頼できると判断したデータにより作成しましたが、その正確性、安全性等について保証するものではありません。
また、このページは、投資判断の参考としての情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としてはいません。
このページで提供している情報、記事、画像、図表などの転用、販売、再配信は固く禁じます。

当サイトに表示されている広告の一部はヤフー株式会社に配信を委託しています。ヤフー株式会社から配信される広告が表示されるページを訪問した際には、ヤフー株式会社も同社のcookies情報を取得いたします。そこで収集されるcookies情報については当社に提供・開示されることはなく、ヤフー株式会社が定めるプライバシーの考え方にしたがって管理されます。くわしくはこちらをご覧ください。また、ヤフー株式会社から配信される行動ターゲティング広告についてはこちらをご覧下さい。