つみたてNISA対象商品にSBIアセットの「SBI・V・全米株式」、全米株式対象で最低の運用コスト

 金融庁は6月15日、つみたてNISA対象商品のリストを更新し、指定インデックス投資信託に、SBIアセットマネジメントの「SBI・V・全米株式インデックス・ファンド(愛称:SBI・V・全米株式)」を追加した。つみたてNISA対象商品の追加は2020年12月23日以来、約6カ月ぶり。この結果、つみたてNISA対象商品は、指定インデックス投信が168本、アクティブ運用投信等が19本、ETF(上場投資信託)が7本で合計194本になった。「SBI・V・全米株式インデックス・ファンド」は6月15日からSBI証券で取扱いが開始された。6月29日に設定され、運用が開始される。

 新たにつみたてNISA対象商品に追加された「SBI・V・全米株式」は、つみたてNISAの指定株価指数である「CRSP U.S.Total Market Index」に連動をめざす「バンガード・トータル・ストック・マーケットETF」を投資対象とし、米国株式市場全体の値動きに連動する投資成果が期待できる。投資するETFの信託報酬を加味した実質的な信託報酬は、年0.0938%(税込み)で、類似するインデックスファンドである「楽天・全米株式インデックス・ファンド(愛称:楽天・バンガード・ファンド(全米株式)」の実質的な信託報酬の年0.162%(税込み)を大きく下回る水準になっている。

 なお、6月15日には、つみたてNISA対象商品である「SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド」の名称が「SBI・V・S&P500インデックス・ファンド」に変更された。同日に募集を開始した「SBI・V・米国高配当株式インデックス・ファンド」と合わせて「SBI・Vシリーズ」3本の名称が統一された。同シリーズは、米バンガード社のETFを投資対象とし、国内で運用コストが最低水準のインデックスファンドシリーズになる。
提供:モーニングスター社
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