先週の流入額上位−『クアトロ』が8カ月ぶりにランクイン、『AB・米国成長株投信』の人気続く

 国内公募追加型株式投信(確定拠出年金専用、ファンドラップ専用、及びETF除く)を対象として、モーニングスター推計値に基づいて先週(2021年8月23−27日)の純資金流入額上位10ファンドを確認したところ、約8カ月ぶりとなる「ピクテ・マルチアセット・アロケーション・ファンド」(愛称:クアトロ)など3ファンドがトップ10内に返り咲いた。また、「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型」が5週連続のトップとなるなど、「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信」(AB・米国成長株投信)シリーズの人気が続いた。

 「ピクテ・マルチアセット・アロケーション・ファンド」は20年12月21−25日以来のランクインとなった。同ファンドは、日本を含む世界の株式・債券等といった伝統的な資産に投資するほか、REIT、コモディティなどへの投資やロング・ショート戦略(割安と判断される資産を買建て、割高と判断される資産を売建てる投資手法)などオルタナティブ戦略にも投資するバランス型ファンド。分散投資と市場環境に応じた資産配分の機動的な変更により、下落リスクを低減しつつ中期的に安定した収益を獲得する「負けない運用」を目指す。21年7月末時点の過去5年間のシャープレシオは0.88とモーニングスターカテゴリー「安定成長」平均を0.23上回り、カテゴリー内上位19%(241本中45位)となっている。

 他にトップ10内に返り咲いたのは、「ベイリー・ギフォード インパクト投資ファンド」(愛称:ポジティブ・チェンジ)と「マニュライフ・円ハイブリッド債券インカム・ファンド(年1回決算型)」。「ベイリー・ギフォード インパクト投資ファンド」は7月26−30日以来4週ぶり、「マニュライフ・円ハイブリッド債券インカム・ファンド(年1回決算型)」は8月10−13日以来2週ぶりのランクインとなった。

 「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信」はトップの「Dコース」のほか、「Bコース(為替ヘッジなし)」、「Cコース毎月決算型(為替ヘッジあり)予想分配金提示型」と3週連続でシリーズ3ファンドがランクインした。他には、「グローバルAIファンド(予想分配金提示型)」「GS フューチャー・テクノロジー・リーダーズ Bコース(為替ヘッジなし)」(愛称:nextWIN)「グローバル・エクスポネンシャル・イノベーション・ファンド」「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」が前々週(2021年8月16−20日)に続いてトップ10内となった。

 一方、先々週ランクインしていたファンドのうち、「日経225ノーロードオープン」、「SBI・V・S&P500インデックス・ファンド」(愛称:SBI・V・S&P500)、「投資のソムリエ」がランク外となった。
提供:モーニングスター社
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