先週の流入額上位−「ダブル・ブレイン(ブル)」が初のランクイン

 国内公募追加型株式投信(確定拠出年金専用、ファンドラップ専用、およびETF除く)を対象として、モーニングスター推計値に基づいて先週(2021年11月22−26日)の純資金流入額上位10ファンドを確認したところ、野村アセットマネジメントの「ダブル・ブレイン(ブル)」が設定(21年3月)来初のランクインとなったほか、2ファンドがトップ10内に返り咲いた。

 「ダブル・ブレイン(ブル)」は50億円の純資金流入となり第9位となった。同ファンドは、「ダブル・ブレイン」(18年11月設定)のブル型ファンド。「ダブル・ブレイン」は、英マン・グループが運用する外国籍ファンドへの投資を通じて、株式、債券、商品等に関するデリバティブ取引、為替予約取引等を実質的な主要取引対象とする。

 ポートフォリオは、「ダイバーシファイド戦略」と「ターゲットリスク戦略」から構成され、各戦略のリスク水準を踏まえて配分比率が決定される。「ダイバーシファイド戦略」では、各投資対象を売り持ち(ショート)または買い持ち(ロング)して、市場の上昇トレンド・下降トレンドの双方に追随し、絶対収益の獲得を目標に積極的な運用を行う。「ターゲットリスク戦略」では、各投資対象を買い持ち(ロング)して、安定した収益の獲得を目標に運用を行う。「ダブル・ブレイン(ブル)」は、各戦略の投資配分比率の合計が原則としてファンドの純資産総額の2倍程度となるように調整する。0.5倍程度となるように調整する「ダブル・ブレイン(マイルド)」もある。

 先週トップ10内に返り咲いた2ファンドは、「iFreeレバレッジ NASDAQ100」と「脱炭素関連 世界株式戦略ファンド(資産成長型)」。「iFreeレバレッジ NASDAQ100」は11月8−12日以来2週ぶり、「脱炭素関連 世界株式戦略ファンド(資産成長型)」は9月21−24日以来のランクインとなった。

 先週の純資金流入額トップは「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信」の「Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型」。225億円の純資金流入となり、3週連続のトップとなった。同シリーズの「Bコース(為替ヘッジなし)」のほか、「ベイリー・ギフォード世界成長企業戦略/SMT.LN外国投資証券ファンド」(愛称:クロスオーバー・グロース)、「グローバルAIファンド(予想分配金提示型)」「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」「SBI・V・S&P500インデックス・ファンド」(愛称:SBI・V・S&P500)、「GS フューチャー・テクノロジー・リーダーズ Bコース(為替ヘッジなし)」(愛称:nextWIN)が先々週(2021年11月15−19日)に続いてトップ10内にランクインした。

 一方、先々週ランクインしていたファンドのうち、「マニュライフ・円ハイブリッド債券インカム・ファンド(年1回決算型)」「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Cコース毎月決算型(為替ヘッジあり)予想分配金提示型」「楽天 レバレッジNASDAQ−100」(愛称:レバナス)がトップ10圏外となった。
提供:モーニングスター社
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